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「世界子どもの日」の背景から考えられる国際問題と私たちにできること

「子どもの日」といえば、日本では5月5日を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。端午の節句としても知られ、もともとは男の子の成長をお祝いする日でしたが、昨今ではすべての子どもの健やかな成長を願う日となっています。ところで、日本だけでなく世界にも子どもの日があることをご存じですか?この記事を通じて「世界子どもの日」について知り、世界の子どもたちが直面するさまざまな問題についても一緒に考えてみましょう。

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学校で学ぶ女の子(インドネシア)

「世界子どもの日」はいつ?

「世界子どもの日」は、11月20日。1954年に国際連合が子どもたちの相互理解と福祉を増進させることを目的として制定されました。海外ではこの日にあわせて、子どものための行事や子どもの権利に関する講演会、勉強会などが開催されています。

「世界子どもの日」が制定されるに至った歴史・時代背景

「世界子どもの日」が制定されるまでにはどのような経緯があったのか振り返ってみましょう。

1924年、国際連盟によって子どもの権利を促進する「児童の権利に関する宣言」が採択されました。ここでは、子どもの発達に必要な手段を提供すること、危難の際には子どもを救出すること、搾取から子どもを保護することなどが宣言されています。1948年になると国連総会で「世界人権宣言」が採択され、人権に対する意識がますます高まっていきました。

写真:幼稚園で学ぶ子どもたち(カンボジア)

幼稚園で学ぶ子どもたち(カンボジア)

1950年代には、戦争や貧困などの問題が深刻化していきます。子どもたちの権利を守り、健やかに成長できる環境を整えることを目指して、1954年に「世界子どもの日」が制定されました。

その後も1959年には「児童の権利に関する宣言(子どもの権利宣言)」が国連総会で採択。1967年には子どもたちの国際理解を促進するために国際児童図書評議会(IBBY)が4月2日を「国際子どもの本の日※1」に制定1989年には「子どもの権利条約※2」が国連総会で採択されるなど、世界子どもの日が制定された以降も、子どもの権利や理解に関するさまざまな取り決めがなされています。

  1. ※1国際子どもの本の日(日本国際児童図書評議会)
  2. ※2子どもの権利条約(ユニセフ)

世界の子どもたちのためにできること

あなたにできる支援

「世界子どもの日」に考えたい近年の国際問題

世界課題が複雑化するなか、子どもに関する宣言や規約が制定されているものの、子どもたちはさまざまな困難に直面しています。ここではどのような課題があるかを考えていきましょう

子どもの貧困問題

持続可能な開発目標(SDGs)の目標1には「貧困をなくそう」と掲げられていますが、紛争や自然災害、政情不安などが原因で、世界では約6人に1人の子どもたちが貧困に苦しんでいます。貧困は子どもたちの栄養不良や発育不全を引き起こしたり、危険な児童労働を強いられたりなど、子どもの健全な成長と発達を阻害する深刻な問題です。

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薪拾いをする女の子(エチオピア)

途上国の子どもの教育問題

世界には十分な教育を受けることができない子どもたちが大勢います。6歳~11歳の子どものうち、サハラ以南のアフリカでは約5人に1人が小学校に通えていません。貧困家庭では子どもたちへの十分な教育費を用意できません。学校に入学できたとしても、家事や仕事を優先しなければ一家の生活が立ち行かなくなります。授業を休みがちになり勉強についていくことができなくなった子どもたちは、中途退学を余儀なくされます。また、女の子は教育を受けなくてもいいと考える慣習が残る地域では、学校に通うことができない女の子たちもいます。学校を卒業できないと、仕事に就くことができず、貧困の連鎖に陥りやすくなります。

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水くみをする女の子(ソマリア)

子どもやジェンダーに関する問題

子どもや女性、性的マイノリティ(LGBTQ+)など、社会的に弱い立場に置かれている人々は、差別や暴力の対象になりがちです。特に途上国では女の子が18歳未満で結婚をする「児童婚」を強いられたり、就労機会が得られなかったりなど、搾取の対象となっています。女の子は家事や育児を担うべきだ、男の子が一家を支え経済的に自立すべきだ、というジェンダーに基づく固定観念が、弱い立場の人をさらに苦しめています。

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児童婚をした女の子(ナイジェリア)

子どもたちのために私たちができること

「世界子どもの日」の成り立ちから、子どもたちが現在直面している問題についても知っていただけたと思います。私たちが世界の子どもたちのためにできることを2つ紹介します

1.プラン・スポンサーシップで子どもたちを応援する

プラン・インターナショナルでは、プラン・スポンサーシップという支援方法で途上国の子どもたちが直面している課題解決に取り組んでいます。途上国の子ども(チャイルド)と手紙の交流をしながら、定期的に送られてくるチャイルドの写真やレポートを見ながら変化の様子を実感いただけます。

写真:キャプション

2.LINEの友だちになって、情報を収集する

世界の子どもたちの状況を知り、考えることも支援への第一歩です。プラン・インターナショナルのLINE公式アカウントでは、プランの活動の紹介や、世界の子どもたちの様子を定期的に発信しています。ぜひ友だちになって、活動の様子を知ってください。

写真:line公式アカウントに友だち追加する

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毎月3000円、4000円、5000円

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国際NGOプラン・インターナショナルについて

プラン・インターナショナルは、女の子が本来持つ力を引き出すことで地域社会に前向きな変化をもたらし、世界が直面している課題の解決に取り組む国際NGOです。世界75カ国以上で活動。世界規模のネットワークと長年の経験に基づく豊富な知見で、弱い立場に置かれがちな女の子が尊重され、自分の人生を主体的に選択することができる世界の実現に取り組んでいます。

写真:プラン・スポンサーシップ

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