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【完了報告】「差別をなくすジェンダー教育」プロジェクト~ルワンダ~
アフリカ
ガールズ・プロジェクト
(更新)
ガールズ・プロジェクト2018年度活動報告
男女で取り組むジェンダー平等
活動内容
2年プロジェクトの最終年の今期は、対象3校の生徒代表に性と生殖に関する健康と権利、ジェンダーに基づく暴力防止について復習トレーニングを実施。これまでに得た知識の定着をはかりました。今では女子と男子が一緒に学校を掃除する時間割が作られ、お互いに協力して学校を清潔に保っています。各校に設置した「女子部屋」には常に生理用品やワセリンなど女の子のケアに必要なものが備えられています。「女子部屋」の設置以降、女子生徒が学校を休む頻度が減りました。「女子部屋」の整備の重要性を理解した3校の校長は、学校予算の一部を必要品の購入に充てることに決めました。女性教師が積極的に部屋の運営に関わり、女の子が利用しやすい環境がさらに整ったことによって、2年間で延べ4050人が利用することができました。
おもな活動の成果
地域 | 南部州ニャルグル郡 |
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期間 | 2年(2016年7月~2018年6月) |
2018年度 おもな支援内容と対象 |
中学校3校の男女生徒794人
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プロジェクト背景
ルワンダでは「暴力は男らしさである」との伝統的な考えが根強いため、女性への暴力が許容されやすく、多くの女の子が男の子や男性から暴力の被害にあっています。子どもたちが安心して通えるはずの学校でもそれは同様です。生理について男の子から受けるいじめが、女の子を学校から遠ざける一因にもなっています。
関連リンク
現地の声
クレアさん、17歳、中学3年生
クラブに参加して、性と生殖に関する健康と権利を知りました。思春期のこと、体を清潔に保つこと、生理の周期、ジェンダーに基づく暴力などについても学びました。今では毎日、下着を洗濯するようになりました。また暴力を防ぐ方法、暴力を受ける危険があるとき、どこに助けを求めるかということも知っています。よりよい人生を過ごすために、自信と誇りを持つことも大切です。そのためにも望まない早すぎる妊娠を防ぐことが欠かせません。貯蓄が重要なことも学びました。必要なものを、自分で貯めたお金で買うのが待ち遠しいです。このような知識を身につけてくれたクラブの活動、プロジェクトを支援してくださった皆さんに感謝しています。