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【完了報告】「若年層の女性の経済的自立」プロジェクト~トーゴ~
ガールズ・プロジェクト
トーゴ
(更新)
ガールズ・プロジェクト2018年度活動報告
スキルを身につけ人生を切り開く
活動内容
2年プロジェクトの最終年となる今期、新たに63の村落貯蓄貸付グループが立ち上がりました。2年間で合計200グループが立ち上がり、合計4497人(うち女の子、女性は3114人)のメンバーが貯蓄や貸付を学び、起業などで資金が必要なときの助け合いが始まっています。経済的により困難な状況におかれている153人(うち女の子118人)は、すでに起業して成功している人から職業訓練を受けました。その訓練で石鹸作り、ベビー服作り、伝統的な布の織り方など10種以上のスキルを身につけました。訓練を受けた女性のうち43人(うち女の子38人)は見習いとして働くこととなり、雇用契約を結ぶことができました。プロジェクトに参加して自信をもった女の子たちは、自らの手で人生を切り開いていこうとしています。
おもな活動の成果
地域 | 中央州ブリッタ県アデレ地域 |
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期間 | 2016年7月~2018年6月 |
2018年度 おもな支援内容と対象 |
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プロジェクト背景
中央州アデレ地域は都市部から遠く貧しい地域で、職に就けない若者が多く暮らしています。男性に比べて、女性、とりわけ未婚のまま若くして母親になった女の子たちには生計の手段がなく、経済的に追い詰められています。商売を始めようとしても、資金の融資を頼める正規の金融機関がないことも、女の子の自立を阻む障壁となっています。
関連リンク
現地の声
プレナムさん、20歳
中学生で妊娠し、間もなく退学しましたが、夫となった人は私の元を去りました。義母の助けを得ながらなんとか出産し、私は子どもを育てるために豆乳チーズを売って暮らしていました。そんなときにこのプロジェクトを知り、村落貯蓄貸付グループに参加しました。ライフスキル教育や起業ノウハウを含んだトレーニングを受け、商品の差別化が大切だと教えてもらいました。その後アカサ(とうもろこしの粉を練ったもの)やキャッサバの生地も売り始めました。また編み物の職業訓練を約1年間受け、ベビー服を編めるようになりました。訓練を続けてもっといろいろなものを編めるようになって、早く自分のお店をもちたいです。そうすれば、一人でも子育てをしていけると思っています。