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【経過/完了報告】「シリア難民の子どもの教育支援」プロジェクト~ヨルダン/エジプト~
アフリカ
グローバル・プロジェクト
(更新)
グローバル・プロジェクト2018年度活動報告
子どもたちの未来を開く教育を支援
活動内容
<エジプト>
2年プロジェクトの最終年である今期は、子どもたちからなる水衛生委員会を8校で立ち上げました。合計で400人の子どもが委員会のメンバーとして活動、毎月、歯磨きや手洗い、応急手当などに関するトレーニングを受けました。その後、学校の友だちに正しい衛生知識を伝えることができるようになりました。
<ヨルダン>
2年プロジェクトの初年度の今期、ヨルダンではアズラック難民キャンプ内に就学前教育センターを開設。週6日オープンし、子どもたち300人が利用しています。またその子どもたちの保護者を対象に、子どもの権利と健康に関する啓発活動を実施。センターの運営は選出された保護者10人が主体的に行っており、子どもたちだけでなく保護者も一緒に活動に参加し、子どもたちが安全に過ごせる環境作りに取り組みました。
おもな活動の成果
地域 | <エジプト>大カイロ圏の2コミュニティ <ヨルダン>アズラック難民キャンプ |
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期間 | <エジプト>2016年7月~2018年4月 <ヨルダン>2017年4月~2019年6月 |
2018年度 おもな支援内容と対象 |
対象 <エジプト>子ども800人 <ヨルダン>子ども300人とその保護者300人 おもな活動内容 <エジプト>
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プロジェクト背景
2011年から始まったシリア紛争が原因で人道支援が必要とされている人々のおよそ半数が子どもと言われており、多くの子どもたちが住んでいた場所を追われ、困難な逃亡を経て見知らぬ土地で難民として暮らしています。子どもたちが大事な成長期に必要な教育やケアを受ける機会を失っています。シリア難民の子どもたちが、安全な環境で、年齢に応じた必要な衛生・知識・教育などに関する支援を受けられる環境づくりを目指して活動を行いました。
関連リンク
現地の声
<エジプト>サラさん、シリア難民の女の子
生まれ育った故郷のシリアでは、爆弾や銃撃の音が毎日聞こえていました。危なくて学校に通うことができませんでした。数年前にエジプトに来ましたが、友だちや知り合いがいないので最初は寂しかったです。奨学金、ノート、ペン、バッグなどの支援を受け、補習授業にも参加することができました。算数と英語が苦手なのですが、英語の成績は少しよくなってきました。もっと勉強を続けて将来は英語の先生になりたいと思います。これからも学校に通って勉強を続けていきます。
<ヨルダン>シリア難民の5歳の子どもの母親
娘は生まれつき足の長さが異なり、右足には矯正用の器具をつけて生活しています。シリアからここに来た4カ月前は友だちを叩いたり、ものを投げたり、ずっと座って泣いたりして、心が不安定でした。プラン・インターナショナルが建てたこの就学前教育センターに来るようになってから、少しずつですが友だちもでき、一緒に遊ぶようになりました。最近は家でも笑顔が増えてきました。ほかの子ども同様に扱ってくれて、ありがとうございます、元気な子に育ってくれればうれしいです。