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【経過報告】「児童労働をなくす地域づくり」プロジェクト~インド~
インド
グローバル・プロジェクト
(更新)
グローバル・プロジェクト2018年度活動報告
子どもの保護と復学、生計向上を支援
活動内容
3年プロジェクトの2年目の今期は、360村を対象に活動を行い、とくに子どもクラブの能力強化に力を入れました。トレーニングに参加したメンバー4001人は、各地で行われた啓発キャンペーンに積極的に参加。ラジオ、ポスター、壁画、人形劇など多岐にわたる手段を用いて、児童労働の廃止を訴えました。その結果、児童労働から救出した子どもの数は、昨年の倍以上となる526人に。また、貧困世帯の母親1250人に起業資金を支給し、さらに職業訓練も行うことで、児童労働の防止につながる家計の安定にも取り組みました。地元政府も協力を約束するなど、政府と市民が一丸となって児童労働を廃止する動きが加速しました。
おもな活動の成果
地域 | アンドラ・プラデシュ州とオディシャ州 |
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期間 | 3年(2016年7月~2019年6月予定) |
2018年度 おもな支援内容と対象 |
14歳未満の子ども約7200人とその家族
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プロジェクト背景
インドでは、約580万人の子どもが児童労働に従事しています。このプロジェクトでは、「最悪の形態の児童労働」に従事させられている子どもたちの救出と保護、復学支援、そして家庭(母親)の経済力の強化に取り組んでいます。また、住民、子どもたちの啓発やアドボカシー活動を通じて、子どもの危険な労働を防ぎます。
関連リンク
現地の声
シュクルマニさん(仮名)、12歳、児童労働から救出された女の子
4歳のときに父が亡くなり、母とともに親戚の家に住みました。しばらくして母が再婚のために家を出ることになりましたが、私は親戚の借金を返すために、村のお金持ちの家で働くことになりました。毎日10~12時間家事をさせられ、病気のときも休ませてもらえませんでした。逃げたかったけれど、怖くてできませんでした。あるとき私は村の人に助け出されて、プラン・インターナショナルがカウンセリングや学校に通うための手配をしてくれました。ずっと行きたかった学校に通うことができて、本当にうれしかったです。今は子どもクラブにも参加し、子どもの権利を守るための活動を行っています。一生懸命勉強して、将来は教師になりたいです。