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【経過報告】「災害に強い学校づくり」プロジェクト~バングラデシュ・ネパール~
グローバル・プロジェクト
ネパール
バングラデシュ
(更新)
プラン・インターナショナルは、2018年7月から、「災害に強い学校づくり」プロジェクト(バングラデシュ・ネパール)を実施しています。現在までの活動の進捗をご報告します。
背景
過去10年の間、世界で自然災害の影響を受けた人の約90%、亡くなった人の約80%がアジア地域に集中しています。このプロジェクトでは、アジアの中でも、この数年多くの災害に見舞われているバングラデシュとネパールの2カ国にて、学校施設の整備や防災教育などの「予防」に取り組むことで子どもたちの命や安全を守るのと同時に、子どもたちが災害から立ち上がる力を身につけられるようサポートします。
活動のハイライト
- ※インクルーシブ教育とは、障がいの有無や貧富の差、都市や農村といった居住地による区別なく、すべての子どもたちが分け隔てなく学べる教育のこと
活動内容
プラン・インターナショナルのアジア地域統括事務所が主導して、バングラデシュとネパールで3年間のプロジェクトとして実施しています。異なるアジアの活動国が情報交換したり、互いの学びあいをしたりする場があるのが、このプロジェクトの特長です。プランのアジア地域でのこの取り組みは、アフリカ、中南米地域のプランのモデルケースにもなり注目されています。
2018年7月のプロジェクト開始以来、バングラデシュでは、対象12校との調整のもと、総計588人が参加する学校別災害対策委員会が形成され、リスク調査や防災計画が作成されました。さまざまな研修もすでに始まっており、対象校に通う生徒たちだけでなく、教員や住民が参加して、防災および災害対応に必要な知識やスキルを身につけています。
一方、もうひとつの実施国であるネパールでは、プロジェクト対象5校の最終選定を終え、対象校や担当地区の行政との細かな調整をすすめています。地域行政の担当者や対象校の生徒、関係者たちの期待と関心も高く、プロジェクトへの協力体制は整っています。
関連リンク
現地の声
ジュレカさん、バングラデシュの高校生
「私はこの委員会のメンバーになれてとてもうれしいです。今後、研修をたくさん受けて、コミュニティを助けていきたいです」
防災対策における女性や女の子の参加がすすまないのは、バングラデシュでも同様です。しかし、このプロジェクトでは多くの女性や女の子たちが研修を受け、プロジェクトを支えてくれています。ナゲシュワリ郡の高校に通うジュレカさんもそのような女の子のひとりです。プロジェクトが支援する校内の防災対策委員会に積極的に参加し始めたジュレカさんがその意気込みを語ってくれました。