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【経過報告】「少数民族の女性たちの収入アップ」プロジェクト~バングラデシュ~
ガールズ・プロジェクト
バングラデシュ
(更新)
ガールズ・プロジェクト2018年度活動報告
厳しい家計に暮らす女性たちへのトレーニングが始動
活動内容
3年プロジェクトの1年目の今期は、住民集会や世帯訪問に基づき、プロジェクト対象者の選出から始めました。少数民族、母子家庭、早すぎる結婚の経験者といった背景をもつ2000人の女の子や女性が公平に選ばれました。これまでに彼女たちの家族1128世帯が個別にプロジェクトを通じた目標を立てました。地域で成功している起業家が指導する職業訓練や、生産性を高める農業技術のトレーニングが始まりました。彼女たちは学びを生かし、収入を増やすことができるようになりました。家族の「夢」を叶えるために、彼女たちの活動を家族も支えています。それぞれの活動を励まし合えるように72の女の子・女性グループを設立。お互いの活動を振り返るとともに、性と生殖に関する健康と権利、早すぎる結婚防止、出生登録など生きていくために大切なことを学び、助け合う体制ができました。
おもな活動の成果
地域 | ボルグナ県 |
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期間 | 3年(2017年7月~2020年6月) |
2018年度 おもな支援内容と対象 |
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プロジェクト背景
ボルグナ県では少数民族の伝統的な慣習として、女性が家計のおもな担い手である世帯が多く、彼女たちは農業など限られた生計手段のなか、わずかな収入で暮らしています。そのため、サイクロン、洪水、高潮などの自然災害に備えることも被害を乗り越えることもできず、さらなる貧困に陥るという負の連鎖が続いています。
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現地の声
ノンドさん、23歳
竹細工作りで有名な方に私の村で指導してもらい、私も竹細工が作れるようになりました。写真に写っているのは私が作った竹かごです。今ではかなり上達して、一日に最低でも6~8つのかごが作れるようになりました。徐々に収入が定期的に得られるようになり、生活が安定してきたことを誇りに思います。子どもたちの学用品購入や通学費も工面できています。驚いたことに、夫が私の竹細工作りの商売を手助けしてくれるようになったのです。このプロジェクトのおかげで、収入がふえただけでなく、夫が私の仕事を理解してくれました。支援してくださる皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。