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【経過報告】「南スーダン難民の子どもの保護」プロジェクト~ウガンダ~
ウガンダ
グローバル・プロジェクト
(更新)
グローバル・プロジェクト2018年度活動報告
子どもたちの心と体を守り、支える支援
活動内容
難民居住区に設置された「子どもひろば」※で働くボランティアは、心の傷を抱えている難民の子どもたちが安心して遊べるように工夫し、子どもたちの心を元気にするお姉さんやお兄さんです。そんなボランティアに研修を通じて、「子どもひろば」の適切な運営、子どもへの接し方、子どもへの紛争の影響、特別な支援が必要な子どもの報告体制の知識を身につけてもらいました。月平均600人の子どもたちが「子どもひろば」で楽しく遊ぶことができるようになったほか、暴力や虐待、ネグレクトなどの被害を受けた子どもたちを特定し、個別に支援をするケースワーカーに照会する体制を整えることができました。
- ※「子どもひろば」
災害・緊急時に、子どもの保護と心のケアのために設置・運営されます。現地では、混乱のなか、子ども、とりわけ女の子は虐待や搾取の対象となる危険性が高まります。子どもたちが一日もはやく日常を取り戻せるよう、遊びや学習を取り入れることで、子どもたちが抱えるストレスを軽減させ、自尊心を育み、自分を守ることができるようになることも視野に入れて活動します。また、保護者も含めた子どもの保護への理解を深める場としても重要です(詳しくはこちら)
おもな活動の成果
地域 | ウガンダ アルア県とアジュマニ県 |
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期間 | 1年半(2017年10月~2019年3月) |
2018年度 おもな支援内容と対象 |
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プロジェクト背景
南スーダンからウガンダに逃れた難民数は105万人を超え、60%を占める子どもの多くは、出身国あるいはウガンダ到着後に身体的、性的暴力、家族との離散や死別など、非常に深刻で心理的負担の大きい経験をしています。そのため、2017年10月よりケースワーカーによる個別支援や心理社会的サポート、地域の子ども保護体制づくりなどの支援に取り組んでいます。
関連リンク
現地の声
ジェシカさん、25歳、「子どもひろば」のボランティアリーダー
南スーダンの中央エクアトリア州では、高校1年生まで学校に通っていました。その後2016年12月にウガンダに避難してきました。福祉活動や地域住民と関わるのが好きなのでボランティアに応募しました。ボランティアとして活動する前は、とくに何もせずに過ごしていて、強い劣等感を持っていました。今は、少し自信がつきました。「子どもひろば」では、子どもたちにゲームの遊び方を教えたり、プラスチックの袋を再利用して凧を作ったり、女の子のための講座を開いたり、音楽、ダンス、劇といった活動をします。研修でもっとも学びとなったのは、子どもの保護に関する知識です。子どもたちがさまざまな問題を抱えていることを知り、誰に報告すればよいか理解しました。もっと子どもたちを守る方法を知りたいので、また研修を受けたいです。