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【完了報告】「災害に強い学校づくり」プロジェクト~バングラデシュ/パキスタン~
グローバル・プロジェクト
パキスタン
(更新)
グローバル・プロジェクト2018年度活動報告
このプロジェクトは、2018年まではバングラデシュとパキスタンの2カ国で実施されてきました。2018年7月からは、バングラデシュのクリグラム県とネパールの活動地域を選定して実施されます。
子どもたちを守る防災教育
活動内容
3年プロジェクトの最終年となった今期は、プロジェクトが終了しても学校独自で今後も活動を継続できるような体制作りに尽力しました。さらに3年間の活動の評価を行い、成果と課題を確認しました。これまでの3年間で、バングラデシュでは合計4860人の児童と教師がプロジェクトに参加し、災害に強い学校づくりのために、必要な知識を学び、避難訓練などを実践。また、50の学校防災委員会がトレーニングを受け、その能力が強化されました。また、保護者5520人も意識啓発活動やトレーニングに参加し、学校や地域における防災の大切さを理解し、協力するようになりました。パキスタンでは男の子819人、女の子768人、教師40人がプロジェクトに参加。また、155の学校防災委員会が今も活発に活動しています。さらに行政府や教育省との連携を強化し、防災教育や子どもに安全な学校づくりのために協力していく体制を整えることができました。
おもな活動の成果
地域 | バングラデシュ(北部ラルモニールハット県)、パキスタン(南部シンド州) |
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期間 | 3年(2015年10月~2018年9月) |
2018年度 おもな支援内容と対象 |
<バングラデシュ>
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プロジェクト背景
過去10年に世界で自然災害の影響を受けた人の約90%、亡くなった人の約80%がアジア地域に集中しています。ASEAN(東南アジア諸国連合)加盟国だけでも、小学校に通う年齢の子ども1億人以上が自然災害の影響を受けやすい地域に住み、起きている時間の半分以上を学校で過ごしています。災害への備えが不十分な途上国の子どもたちは教育の機会を奪われ、暴力や誘拐に巻き込まれるなど、深刻な影響を受けます。
本プロジェクトへの支援を受け付けています
世界が直面するリスクから子どもたちを守るグローバル・プロジェクトにご支援をお願いします。
- ※このプロジェクトは、2018年まではバングラデシュとパキスタンの2カ国で実施されてきました。2018年7月からは、バングラデシュのクリグラム県とネパールの活動地域を選定して実施しています。
現地の声
カディーザさん 小学校5年生(バングラデシュ)
このプロジェクトが始まってから、学校の周囲にフェンスが置かれたり、校舎が修繕されたりしました。また、私の村には川があってボートに乗って通学する子どももいますが、このプロジェクトで救命胴衣をもらったおかげで多くの子どもたちが安全に通学できるようになりました。また私の家には電気が通っていないので、いつも灯油ランプをつかっていましたが、お金がかかるので夜は勉強できませんでした。でもプロジェクトで、お金もかからず、環境にやさしいソーラー・ランプをもらったので、夜でも勉強できるようになり、とてもうれしいです。環境についても考えるようになりました。