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【経過報告】「障がいのある子どもの教育支援」プロジェクト~トーゴ~
グローバル・プロジェクト
トーゴ
(更新)
プラン・インターナショナルは、2018年7月から、「障がいのある子どもの教育支援」プロジェクト(トーゴ)を実施しています。現在までの活動の進捗をご報告します。
背景
トーゴでは、障がいがあることを恥とする文化が根強く残っており、障がいのある子どもは家の中に隠されたり、いじめの対象となりがちです。学校の施設面や教授法の面において、障がいのある子どもを受け入れる環境が整っておらず、通学率の低さを招いています。そのため、多様性を尊重する「インクルーシブ教育」※の普及が必要とされています。
- ※インクルーシブ教育とは
障がいの有無や貧富の差、都市や農村といった居住地による区別なく、すべての子どもたちが分け隔てなく学べる教育のこと
活動のハイライト
活動内容
2018年7月から3年プロジェクトとして始まり、6カ月間でモ県内63のコミュニティで障がいのある子どもへの教育の重要性に関する啓発活動を行いました。合計2116人の参加者たちが、プロジェクトの目的と活動内容やコミュニティの人々が担う役割についても確認しました。インクルーシブ教育を達成するためには、コミュニティの人々の協力が欠かせません。モ県内の51校でも同様の啓発活動を実施し、9862人の生徒(女の子4807人、男の子5055人、そのうち障がいのある女の子151人、障がいのある男の子217人)が参加しました。参加した生徒たちは、障がいのある子どももほかの子と同じように、教育を受ける権利があることを学びました。プロジェクトは今期始まったばかりですが、今後の活動にむけて、地域の人々や関係者と協力体制を整えました。
関連リンク
現地の声
フッセーニさん、57歳、小学校校長
「プランがコミュニティで啓発活動をした2日後、2人の親が障がいのある自分の子どもを学校に登録しにきました。女の子1人、男の子1人です。彼らは『障がいのある子どもも学校に登録できるとは思わなかった』と話していました。啓発活動の成果がでてうれしいです」
ムシャットさん、障がいのある女の子
「私のコミュニティでこのプロジェクトが実施されてうれしいです。障がいがあっても私もほかの子と同じように権利をもっていて、守ってもらえるとわかり、安心しました」