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【経過報告】トーゴ「障害のある子どもの教育支援」プロジェクト
グローバル・プロジェクト
トーゴ
(更新)
プラン・インターナショナルは、2022年3月からトーゴで「障害のある子どもの教育支援」プロジェクトを実施しています。現在までの活動の進捗をご報告します。
プロジェクト背景
トーゴでは、障害があることを恥と考える文化が根強く残っており、障害のある子どもは家庭内に隠されたり、地域でいじめの対象となったりしがちです。加えて、学校の設備は十分整っておらず、障害のある子どもたちへの教授法も導入されていません。こうした状況から、障害のある子どもの多くは一度も学校に通うことなく、教育を受ける機会を奪われています。そのため、多様性を尊重する「インクルーシブ教育※」の普及が必要とされています。
- ※障がいの有無や貧富の差、都市や農村といった居住地による区別なく、すべての子どもが分け隔てなく学べる教育のこと
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活動のハイライト
活動内容
2つの小学校で、新しい教室と男女別トイレ、井戸(給水設備)を建設し、障害のある子どもが安心して学べる環境を整備しました。トイレの入口にはスロープを設置し、車椅子で使用できる広い個室も備えています。また、教師100人にインクルーシブ教育に関する知識や手法、手話・点字のスキルを学ぶトレーニングを実施し、障害のある子どもを受け入れる体制を構築しました。さらに、住民からなる障害支援ボランティア100人および収入向上ボランティア40人にトレーニングを実施。ボランティアたちが中心となり、障害のある子どもの保護者を支えるための「父親・母親クラブ」の活動や収入向上支援、地域でインクルーシブ教育を促進するための対話型の啓発セッションを実施しました。今後もボランティアが中心となり、障害のある子どもとその保護者を地域全体で支えながら、インクルーシブ教育を促進していきます。
主な活動の成果
地域 | 中央州モー県、カーラ州バサール県 |
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期間 | 2022年3月~2025年2月 |
2023年度 主な支援内容と対象 |
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- ※このプロジェクトは、外務省(NGO連携無償資金協力)の支援のもと実施しています。日本人職員が現地に赴任し事業統括を行っています。
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関連リンク
現地の声
ジャフィさん、障害支援ボランティア
「父親・母親クラブのメンバーに、障害についての正しい知識や、障害のある子どもを支援するための方法を伝えてきました。これまで、障害のある子どもを学校に通わせていなかった保護者が子どもを学校に通わせ始めるなど、彼らの意識と行動が確実に変わってきています。また、住民への啓発セッションも行い、障害のある子どもへの理解とサポートを得られるよう働きかけました。今では、障害のある子どもをからかう人はいなくなりました。障害のある子どもと障害のない子どもが仲良く遊ぶ姿が見られるようになったのは、大きな成果です」
アサナさん、11歳、障害のある女の子(アコナさんの娘)
「私の足は変形しているので、以前はクラスメートに笑われていました。このプロジェクトで支給していただいた補助器具のおかげで、両足が矯正され、とても動きやすくなりました。本当にありがとうございます」
アコナさん、前述のアサナさんの母親
「村の人たちに変形している娘の両足を笑われ、つらい思いをしてきました。このプロジェクトのおかげで、補助器具を使って、娘の足を矯正することができるようになりました。娘は前よりも動きやすくなったようです。補助器具を正しくつける方法やメンテナンス方法も教えていただいたので、これからも娘が補助器具を使いながら快適に過ごせるよう、サポートしていきたいです。ご支援いただき、心から感謝いたします」
アフォナさん、障害のあるコモウさんの母親
「補助器具を支給していただいたおかげで、息子は楽に動けるようになりました。今では、2キロ歩いて幼稚園に通っています。幼稚園では友だちと元気いっぱいに遊んでいます。プラン・インターナショナルが掲げる『社会から排除されがちな障害のある子どもを支援する』という考えに感銘をうけています」
アンティさん、障害のあるワシミムさんの母親
「車椅子を支給していただいたおかげで、息子は行きたいところに自分で行けるようになり、近所の人たちと積極的に交流できるようになりました。息子の生活を改善してくださり、本当にありがとうございました」