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【経過報告】バングラデシュ「ロヒンギャ難民の識字教育」プロジェクト
グローバル・プロジェクト
バングラデシュ
(更新)
プラン・インターナショナルは、2022年9月から、バングラデシュで「ロヒンギャ難民の識字教育」プロジェクトを実施しています。現在までの活動の進捗をご報告します。
プロジェクト背景
バングラデシュ南部コックスバザール県内にある難民キャンプに住むロヒンギャの若者のほとんどは、これまで読み書きや計算を学んだことがなく、キャンプ内の掲示板・配給情報を理解できない、詐欺や搾取に遭う危険が高いなど、日々多くの不都合やリスクに直面しています。このプロジェクトでは、ロヒンギャの若者たちへの識字教育を実施するとともに、コミュニティ内で継続して識字教育を行うことができる体制づくりを目指します。
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活動のハイライト
活動内容
今期は720人のロヒンギャの若者たちが英語の読み書き・計算を学びました。クラスが始まった頃はアルファベットや数字を一つずつ指でたどりながら読み上げていた若者たちは、学び始めて6カ月が経つ頃には簡単な文章を書けるようになり、2桁の計算も習得しました。
また、若者が中心となって防災をテーマとするコミュニティ啓発イベントを企画し、難民キャンプで頻発する火事への対策として、消火器を用いた初期消火の方法を実演しました。こうして変化のエージェント(主体)となってコミュニティをけん引する若者の姿は住民の信頼を集め、プロジェクトに対する住民の支持が広がりを見せています。
今期から若者リーダー育成の一環として始まった過去の受講者への追加授業では、144人の若者が4週間にわたって読み書き・計算を復習し、識字教育の教師となるための研修に参加しました。ロヒンギャの若者が識字教育をリードしていくための体制が着実に強化されています
主な活動の成果
地域 | コックスバザール県 |
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期間 | 2年9カ月(2022年9月~2025年6月) |
2023年度 主な支援内容と対象 |
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- ※このプロジェクトは、ジャパン・プラットフォーム(JPF)の支援のもと実施しています
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現地の声
アレハさん、16歳、識字クラスに参加した女性
「識字クラスを修了した今日、喜びをかみしめています。ミャンマーでは教育を受けられず、識字クラスに参加する前は、計算どころか数字ひとつ書くこともできませんでした。私は識字クラスで多くのことを学び、家族や地域の子どもたちに読み書きや計算を教えられるようになりました。将来生まれてくる私の子どもにも、教えてあげることができます。そのことを想うと、とても幸せです。プロジェクトは私にとって大きな助けとなりました。ロヒンギャのコミュニティでは女性が働くことはよいこととみなされてこなかったのですが、私は将来働くことを希望しています」
ショヒッドさん、17歳、追加授業に参加した男性
「こうして追加授業に参加することができて、とても嬉しく、光栄に思っています。一年前に識字クラスを修了した後は、父が教育費を工面してくれて、家庭教師から学び続けることができました。難民キャンプでの暮らしを考えると決して小さくない出費です。それでも父は、教育を受け続けることを希望する自分を応援してくれました。識字クラスに参加する前であれば、父が家庭教師代を用意することは考えられませんでした。父は教育の価値を知らなかったからです。識字クラスは私に読み書き・計算を教えてくれただけでなく、父の価値観も変えてくれました。今後は、識字教育の普及を担う若者リーダーとなってコミュニティに貢献したいと思います」