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【経過報告】カンボジア「地域主導型の小学校給食」プロジェクト
カンボジア
グローバル・プロジェクト
(更新)
プラン・インターナショナルは、2021年4月から、カンボジアで「地域主導型の小学校給食」プロジェクトを実施しています。現在までの活動の進捗をご報告します。
プロジェクト背景
カンボジアの農村地域では、貧困により朝食をとらずに空腹のまま登校する子どもたちが多く、授業に集中できないため、進級試験に合格できず中途退学してしまうことが問題となっていました。プロジェクトでは、学校給食や学校菜園の導入を支援することで就学率の向上を図るとともに、地域の学校がプロジェクト終了後も給食の提供を続けていけるよう、現地での食料調達や予算確保のための体制づくりにも力を入れています。
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活動のハイライト
活動内容
新型コロナウイルス感染症拡大の影響で長きにわたって給食の提供が中断されていましたが、今期は全対象校で給食が再開され、支援からの自立に向けて本格的に動き出しました。
自立した給食運営にむけて、学校がまず実現しなければならないのは食材の確保です。今期は、学校菜園の収穫量を増やすため、農業省から専門家を招いて栽培技術のトレーニングを行いました。まずは教師を対象に、土の準備、苗の種類によって異なる育成のサイクル、摘果や水やりの頻度、ペットボトルや古いタイヤの活用法など、幅広い内容を指導しました。その後は教師たちが、学んだことを生徒たちに段階を踏んで伝えていきました。生徒が使いやすい鍬やシャベル、野菜の種、肥料を支給したほか、教師と生徒それぞれにジェンダートレーニングを実施しました。女の子と男の子が話し合い、性別に関係なく役割分担をして、空心菜やナス、ゴーヤ、レモングラスなどのハーブを協力し合って育てました。学校菜園は、食材の供給のみならず、環境教育やジェンダー平等を実践する場にもなっています。
主な活動の成果
地域 | シェムリアップ州 |
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期間 | 5年(2021年4月~2026年9月) |
2023年度 主な支援内容と対象 |
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- ※このプロジェクトは、国連世界食糧計画(WFP)などと共同で実施しています。
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関連リンク
現地の声
マークさん、11歳、小学校3年生
マークさんが通っているのは児童数432人の大きな小学校で、米と植物油以外の食材を学校で自給しています。学校菜園では26種類の野菜を育て、卵や豚肉や魚は地元の業者から調達しています。マークさんは小児麻痺の影響で足に障害があり、他の子どもたちと同じように歩くことはできません。担任の教師は彼を気にかけ、学校菜園での活動に参加することを勧め、励ましています。
「遊びも授業も学校菜園の活動も、友だちと一緒だから楽しいです。皆親切で、足のことで差別されたり、笑いものにされたりしたことはありません。僕の家は学校から6キロも離れているけれど、勉強も給食も大好きだから毎日遅れずに学校に来ています」