SPONSORS FILE

顔の見える誰かと繋がることで
世界が近づいてきました。
支援をはじめてそう感じています。

003
じゅりさん

2021年からプラン・スポンサーシップで
ルワンダの女の子と交流

実際にプラン・インターナショナルの
支援者になった方々に、
支援を始めたきっかけと
なったできごとやチャイルドとの交流の様子、
今の想いなどをお伺いするインタビュー連載です。

「女だから、男だから」
そういう理由で選択肢が狭まるのは
とてもイヤでした。

昔から「女の子らしくする」という言葉が苦手でした。「女の子は短大に行けばいい」とか、「女の子なんだから県外には出なくていい」とか。幸い私は直接言われたことはありませんでしたが、周囲の話を耳にするたびに、「女だから、男だから、こうあるべき」と生き方を狭められるのは違うと感じていました。

だからプランの広告をはじめて見たときに、途上国の女の子たちが「女の子だから」という理由で人生の選択肢が狭
められていることと、私が日ごろ感じていたイヤな気持ちが重なったんです。プランのことをもっと調べてみたら、女の子だけの支援ではなくて、男の子や男性、大人も巻き込んで地域の自立や発展のために活動していることがわかりました。性別に関係なく地域を丸ごと応援できるという点が気に入って、支援の申し込みをしました。

チャイルドの日常が垣間見える交流に
ほっこりしていたのですが……。

チャイルドはルワンダの女の子でした。はじめて見る写真のなかのチャイルドは少しムスッとしているようでした。緊張しているのかな、写真を撮ったのが初めてなのかな、などと、想像を膨らませながら手紙を書きました。

何通か手紙を交わしているうちに少しずつ打ち解けたような感じがします。とうもろこしを育てていることや、算数が好きなこと(クラスで2番になったとか!)、もうすぐ2年生になることとか。遠いルワンダの日常が垣間見えるようでうれしかったです。

この頃、テレビや新聞ではウクライナや中東で起きている悲しい出来事が毎日報道されていました。
私の身内にもその地域に暮らす人がいて、世界で起きているこれらの出来事を他人事とは思えず、すごく落ち込んでいました。でも、ふと気がついたんです。それに比べると、チャイルドや家族との手紙のやり取りは楽しいけれど、自分自身チャイルドに対してどこか他人事だったかも、って。

もう一歩を踏み出したい、他人事であることを変えたい。そのために思い切ってチャイルドに会いに行くことにしました。

はじめてのアフリカ。
チャイルドとの対面。
気がついたら
泣きながら抱きしめていました。

はじめてのアフリカは何もかもが新鮮でした。緑が豊かで木が生い茂る広大な大地に、家が点々としていました。どこからともなく現れるたくさんの子どもたち、大きな声で元気に笑う女性たち。とてもエネルギッシュでたくさんのパワーをもらいました。

チャイルドとの対面は忘れられません。いろいろな感情が込み上げてきて、気がついたら泣きながら抱きしめていました。その後は、村をあげての大歓迎会!すごい数の人たちが集まってきました。チャイルドに引っ張り出されて見よう見まねで踊ったこともいい思い出です(笑)。
写真ではムスッとしたように見えたチャイルドでしたが、実際は眼差しが力強く、凛とした女の子でした。踊りが上手なことも、妹と一緒にお父さんやお母さんに甘えている姿も、家族が仲良しなことも、会ってみないとわからないことでした。

ルワンダを訪問して
支援の成果と、地域の大変さを実感。

ルワンダではチャイルドに会うだけではなく、給食施設や幼稚園も見せてもらいました。プランのスタッフが、「子どもたちは勉強するだけではダメなんです。子どもにとっては遊びも大切、食べることも大切、そして勉強も大切です」と話してくれたことが印象的でした。遊具を設置したり、栄養のことも考えたりと、子どもたちが健全に育つために、いろいろな視点から考えて活動しているんだということがよくわかりました。

出会った子どもたちが英語で話しかけてきてくれたことも驚きでした。ルワンダは英語が公用語なのですが、学べる環境があることが当たり前ではないなかで、子どもたちが世界で通じる言語を身につけていることに感動しました。

またその一方で、子どもが多すぎて教材が足りていないことや、でこぼこ道が多く、学校や保健施設が遠くにあることから、村の人たちは、1日のうちの相当な時間を移動に費やしているんだろうな、という大変さも感じました。

支援とは
未来を応援すること。

これまで私は無意識に偏見を持っていたのかもしれません。支援することはかわいそうな人たちに恵みを与えること、そんな気持ちがありました。
でもルワンダから帰ってきた今は、そうではありません。恵まれているからとか、立場が上とか下とかではなく、私が出会った子どもたちや訪れたあの地域の未来をこれからも応援したい。私もプランと一緒に未来を良くする一員でありたいと思っています。

私にとってルワンダはもう見知らぬ遠い国ではありません。世界が近づいてきたような感覚です。ルワンダについてもっと知りたいと思って、ルワンダの歴史や宗教、生活を調べるようになりました。不思議ですけどそのことが自分の充実感にも繋がっています。

帰国後、チャイルドから「次に来たときにはダンスを教えてあげるね」っていう手紙が届きました。今度会ったときには恥を捨ててチャイルドと思いっきり踊ろうと思っています(笑)。

※インタビューの内容は2024年2月時点のものです

支援者となった方のリアルな声、いかがでしたか。
あなたの一歩が途上国の女の子たち
一人ひとりの可能性を育み、
あなたの世界を広げます。
彼女たちが暮らす国は遠いかもしれません。
でも、繋がることで、
その距離は近くなっていくのだと思います。

プラン・インターナショナルは
厳しい現実を生きる
途上国の女の子たちが
本来持つ力を引き出し、
世界を前向きに変えるための
さまざまな支援を行っています。

遠い国の女の子たちを
支える「親」に、
あなたもなりませんか。

1日100円が、支援になる。

プラン・インターナショナルの活動にご協力をお願いします。