ルワンダの女の子が綴る日々のできごと Girls Diary from ルワンダ

Vol.4

男の子たちについて思うこと。私たち平等でしょうか?

こんにちは。
今日は、私、フランソワーズから学校での暴力や差別の問題についてみなさんにお伝えしたいと思います。

私のまわりには暴力があります。
私の友だちのなかには、性的暴力を受けて、妊娠してしまった子がいます。
被害者だったのに、妊娠のために彼女は学校を辞めなくてはいけませんでした。。。

目に見える暴力以外にも、女の子や女性は見下されていると思います。
私たち女の子は人前で意見を言うことさえ許されていません。
学校で勇気を振り絞って意見を言ってみることもあります。
でも、ときには、周りの女の子からさえ、「女の子の意見が聞かれるはずがないわ」と否定されてしまいました。

フランソワーズは男の子の生徒にも積極的に話しかけます

フランソワーズは男の子の生徒にも積極的に話しかけます

男の子の女の子への接し方は問題です。
あるとき、学校で私が英語の勉強をしていると、男の子がやって来て「おまえが英語を勉強して、いったい何になるんだ。そんなの時間の無駄だよ」と言いました。

また、あるときには、私が、英語を同級生に教えてあげていたら、ある男の子が、「女の子から教わることなんて何もないさ」と言って私をバカにして笑いものにしました。
たいてい男の子たちは、女の子は自分たちのように素早く学ぶことができないと思い込んでいて、女の子と一緒に何かをしようとはしません。

ただ、男の子たちだって、悪いところばかりではないと思います。
2年前には、パディーリという名の先生が、生徒同士でジェンダーの平等や性教育について話し合うためのクラブを始めました。
クラブの名前は、「イシゼレ」、ルワンダ語で「希望」という意味です。
先生は、そのほかに生徒の親たちも巻き込んで毎週日曜日に集るクラブもつくりました。
今も続く、このクラブの活動に参加した生徒の間では、女の子に対する態度や考え方が大きく変ってきて、やさしい態度をとる男の子たちも少しずつ増えています。

「イシゼレ」の集会の様子

「イシゼレ」の集会の様子

男女が参加して、一緒に話し合います

男女が参加して、一緒に話し合います

フランソワーズも一員として活動

フランソワーズも一員として活動

レベッカは、「女の子はこうするもの」と決めつけられていること自体が、女の子への差別なのではと話していました。
みんなで集って、話し合えば、きっと男の子の女の子に対する見方も変わって、暴力をふるったり、女の子の意見をバカにすることもなくなると思います。

私たちは、プランの人たちと一緒に、「ボーイズ・フォー・チェンジ」という活動を始めます。「変化をもたらす人になろう」という意味合いの活動です。
女の人と男の人が平等で、互いに助け合うべきであることを学んでいけば、「男らしさ」とは暴力をふるうことではなくて、優しいたくましさなんだということが広まったら、学校も私の暮らす地域ももっとよくなっていくと信じています。

「ボーイズ・フォー・チェンジ」のようなか活動がルワンダ中に広まったら、ルワンダの発展にもつながると思います。もっと多くの男の子たちが変れば、その子どもたちにも伝えられ、女の人への暴力や差別のない国になるんじゃないかなと思います。
日本では、女の人たちは男の人たちに見下されているのでしょうか?それとも平等に協力しあっているのでしょうか。日本に行ったら、そういうことも聞いてみたいです。

レベッカの通学風景 安全とは言い切れない通学路

レベッカの通学風景 安全とは言い切れない通学路

男性優位の弊害と「ボーイズ・フォー・チェンジ」

ジェンダー平等の歌で啓発活動をする男の子たち

ジェンダー平等の歌で啓発活動をする男の子たち

ルワンダでは、ジェンダー平等と女性や子どもたちの地位向上を目的とする、ジェンダー・家族推進省がジェンダーにもとづく暴力を国の最も深刻な問題として挙げ、解決に力を注いでいます。女の子と女性への暴力が許容される大きな原因の一つは「伝統的な男性らしさ」の社会観念です。「男らしさとは暴力」という思い込みが社会にあるのです。2010年の地元団体による、ある地域での調査では、回答した女性のうち57.2%の人たちが生涯で性暴力の被害に遭ったことがあると答えました。

ルワンダのNGOメンズ・リソースセンターは、12歳から20歳の男の子を対象に、女性への暴力をなくすための活動を展開しています。地元の学校では、センターで非暴力意識改革トレーニングを受けた男の子たちが、女性の男性への従属の象徴とされるおそうじを、「おそうじ男子」として毎日学校で行うまでになっています。「おそうじ男子」は、男女による伝統的な役割がかわることを周囲に訴えるとともに、女性も男性も対等であることを行動で示しているのです。固定化した性別役割は、女の子だけではなく、男の子にとっても生きづらさをもたらす原因となります。

プランが実施する「ボーイズ・フォー・チェンジ」の活動を通じ、「伝統的な男らしさ」の思い込みを捨て、「男の子は稼ぎ手、女の子は家事・育児」という役割分担の決めつけをゆるやかなものにかえて、男の子と女の子が協力し合えば、女の子にとっても、男の子にとっても生きやすい社会の実現につながります。

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ルワンダを含む途上国51カ国で展開する支援活動は、女の子やその家族、地域住民とともに話し合い、めざす具体的な成果を明確にしながら、中長期的な計画によってプロジェクトを実施しています。生活環境の改善や教育・就学のための学校や施設の設備、衛生的なインフラの整備、緊急保護など。プラン・インターナショナル・ジャパンが行う活動は、皆さまからの温かい支援に支えられています。

「女の子」が立ちあがる日、世界中」から勇気を届ける日

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