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ハリケーン被災者が衛生的な生活を送れるように~ハイチ~

緊急支援

更新)

プラン・インターナショナルは、ハイチを襲ったハリケーン「マシュー」の被災者支援のため、被害発生直後から緊急支援チームを被災地に派遣。日本からも職員2人が参加して、緊急支援活動を行いました。

ハイチを襲ったハリケーン

中南米の最貧国、ハイチ。貧困層の割合は人口の54%にのぼり、中南米における他の活動国の平均は7%に満たないことからも、ハイチの割合の突出していることが分かります。※1
2016年10月、厳しい貧困に苦しむハイチに過去10年間で中米最大規模と言われるハリケーン「マシュー」が上陸しました。その被害は、死者546人、行方不明132人、被災者210万人にのぼります。これは、ハイチに暮らす5人に1人が被災したことを意味します。

西県に暮らすダディ(38歳)も被災した一人です。ダディは5人の子どもの母親で、子どもの1人はプランのチャイルドとして活動しています。

「私の村では、100世帯以上が被災しました。ハリケーンが来ることは知っていましたが、川が氾濫して洪水が起き、これほどの被害をもたらすとは想像もしませんでした。家も、畑も、家畜の牛も失いました。すべてが一瞬のできごとで、人々の叫び声だけが耳に残っています。私は多くを失いましたが、子どもだけは助けることができました。このような状況なので、どんな支援でも助かります」

写真:かつて家のあった場所で途方にくれるダディ

かつて家のあった場所で途方にくれるダディ

世界各国のスタッフとともに緊急支援を実施

災害直後、プラン・インターナショナルは活動地域でもっとも被害が大きかった西県(ウェスト活動地域)と活動地域外のグランダンス県で緊急支援を行うことを決めました。活動を進めるのは、ハイチのスタッフはもちろん、世界各国から集まったスタッフです。遠くセネガルやケニア、スウェーデン、イギリス、アイルランド、そして、南米のエクアドル、ボリビア、コロンビアからスタッフが駆けつけました。

写真:ハイチ

日本では、ジャパン・プラットフォームの助成を受けて、日本人職員2名を派遣。西県における緊急支援物資の配布をリードしました。悪路のために大型トラックでの移動を断念したり、治安悪化で配布場所を変更したりするなど、さまざまなトラブルに見舞われながらも、4860世帯に、浄水用の塩素タブレット、脱水症対策の経口補水液などの衛生用品とキッチン用品のセットを配布しました。配布した先の平均世帯人数は7.2人で、51%が18歳未満と若い世代の人々が多くを占めました。物資配布の他にも、衛生環境を維持するために、トイレの利用方法、手洗い習慣、水の管理方法などを記した啓発メッセージのついたカレンダーも作成し、配布しました。

写真:配布した衛生用品とキッチン用品

配布した衛生用品とキッチン用品

写真:21コミュニティにて、7日間にわたって物資を配布

21コミュニティにて、7日間にわたって物資を配布

写真:啓発メッセージを伝えるカレンダーを手にする人々

啓発メッセージを伝えるカレンダーを手にする人々

写真:支援物資を持って、歩いて村に帰る人々

支援物資を持って、歩いて村に帰る人々

物資を受け取ったルイジナさん(40歳)は、「ハリケーンで被災してから初めての支援を受け取ることができ、とても感謝しています。配布場所では、警察が警護にあたっていて、安心して物資を受け取ることができました」と語りました。

ハイチで緊急支援に携わった船越職員のコメント:
「プラン・インターナショナルが活動する村の多くはアクセスが悪く、他の支援が全く届かない場所にあります。そのような地域に支援を届けることは、住民の方々にとってモノ以上の心の支えになるということを実感しました。もともと脆弱な国では、被災者が災害から立ち直るために長い時間が必要です。今後の地域開発支援を通して、より災害に強いコミュニティが作られていくことを願っています」

写真:住民にインタビューする船越職員(中央左)

プラン・インターナショナルは今後も、世界各国における災害後の被災者支援、そして防災支援を強化していきます。

※1 出典:ユニセフ世界子供白書2016。国際貧困ライン以下(1日1.90ドル未満)で暮らす人

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