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持続可能な開発目標(SDGs)

持続可能な開発目標(SDGs)

持続可能な開発目標(SDGs)とは

「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals: SDGs)」は、途上国だけでなく、先進国も含めたすべての国が取り組むべき17の目標と169のターゲットが定められた国際目標です。2001年から2015年までの「ミレニアム開発目標(Millennium Development Goals:MDGs)」に続く目標として、2015年9月に国連総会で採択されました。

SDGs

MDGsで達成できなかった目標や、「格差」、「自然災害」といった新たに顕在化してきた課題を含め、「貧困の撲滅」と「持続可能な経済・社会・環境の実現」を目的に定められました。

SDGsが大切にしていることは、「誰一人取り残さない」という理念です。MDGsの成果を見ると、いくつかの目標で目覚ましい改善がみられました。一方で、各国間や各国内でも地域別、男女別、民族別でみると格差が生じており、支援から取り残されてしまった人々がいることがわかりました。SDGsでは、支援から取り残されてしまったもっとも遅れているところに第一に手を伸ばし、格差や不公正を解消し、すべての人の権利や尊厳が守られる世界の実現を目指しています。

SDGs17の目標とプランの取り組み

SDGsで設定されている17の目標には、世界が直面する喫緊の課題である貧困や飢餓、気候変動や環境問題のほか、経済成長や、持続可能な開発にむけたパートナーシップの促進なども掲げられています。 ここでは17の目標のうち、プラン・インターナショナルが特に重点を置いている目標について詳しく紹介します。

目標1:貧困をなくそう

目標1:貧困をなくそう

あらゆる課題の原因となる貧困に対して、ジェンダーに配慮した総合的な地域開発をすすめすることにより、脆弱な状況にある人々が基本的サービスにアクセスできるよう支援し、地域全体の貧困の改善を目指します。

目標2:飢餓をゼロに

目標2:飢餓をゼロに

子どもたちの栄養不良を解消し、一年中安全かつ栄養のある食料を十分得られるよう、地域の資源を活用した知識の提供や、金融サービスへのアクセスの支援をすすめます。また、技術トレーニングを通じて、雇用機会の確保や小規模生産者の生産性の向上と所得の増加を目指します。

目標3:すべての人に健康と福祉を

目標3:すべての人に健康と福祉を

予防接種、保健ボランティア育成、産前産後ケア、診療所の建設など、保健知識の向上と保健医療体制の整備に取り組み、子どもの健康的な成長を支えます。

目標4:質の高い教育をみんなに

目標4:質の高い教育をみんなに

生きていくための知識と技術を身につけ、能力を発揮できるよう、学校建設、男女別トイレの設置、教師の育成のほか、就学前教育やジェンダーに配慮した学校運営などをすすめています。

目標5:ジェンダー平等を実現しよう

目標5:ジェンダー平等を実現しよう

プランの活動の柱のひとつであるジェンダー平等の実現のため、実施するプロジェクトすべてにジェンダーの視点を入れています。活動地域に住む人々の意識に、ジェンダー平等を浸透させることで、プロジェクトの成果にも大きく影響します。目標のなかで唯一達成時期が明記されていないこの目標は、可及的速やかに解決すべき課題であるためです。

目標6:安全な水とトイレを世界中に

目標6:安全な水とトイレを世界中に

子どもが衛生的な環境で健康に成長するために、給水設備を整え安全な飲料水に容易にアクセスできるようにするほか、トイレの設置をすすめ、衛生意識の向上と衛生的な環境の提供を推進しています。

目標8:働きがいも経済成長も

目標8:働きがいも経済成長も

職業訓練、小規模金融(マイクロ・ファイナンス)、農業技術指導など、子どもが安定した生活を送れるよう、各家庭の収入の増加を支援します。最悪の形態の児童労働をなくす地域づくりや、若者・女性の職業訓練や起業支援など、経済的自立支援もすすめています。

目標10:人や国の不平等をなくそう

目標10:人や国の不平等をなくそう

早すぎる結婚や女性性器切除など、女の子や女性に差別的な法律、政策、慣行の撤廃にむけて、意識啓発や国際社会、政府、地元行政への働きかけを行います。これまでのたゆまない活動により、結婚最低年齢を18歳に引き上げる法改正がなされた国も出始めています。

目標13:気候変動に具体的な対策を

目標13:気候変動に具体的な対策を

気候に関連した自然災害に対する防災・減災の学びや備えをすすめるため、学校を拠点とした避難所機能を備えた学校建設、学校における防災訓練などの支援を行っています。また、災害に対するレジリエンスを高めるために、地域の関係性を高める取り組みも推進しています。

目標16:平和と公正をすべての人に

目標16:平和と公正をすべての人に

子どもに対するあらゆる形態の暴力、虐待、人身取引をなくすための活動や、基本的な社会サービスへのアクセスを保障する出生登録の推進を行っています。また、コミュニティや国、国際社会など、あらゆる意思決定の場で、子どもたちや若者が参加し、意見を発信できる取り組みも行っています。

目標17:パートナーシップで目標を達成しよう

目標17:パートナーシップで目標を達成しよう

目標を達成するためには、資金の確保とさまざまな関係者との連携を強化することが必要です。ネットワークとの協働を通じて、政府開発援助(ODA)がより貧困削減や女の子・女性のエンパワーメントに割り当てられるよう、日本政府に働きかけを行っています。

SDGsはなぜ必要なのか?

SDGsの達成には各国政府や国際機関だけでなく、NGOやNPO、市民社会、民間企業等を含むあらゆる人々が参加することが大切です。
指針となるSDGsがあることで、人々の意識を喚起し、個人や企業が持続可能性に向けた共通の目標を掲げ、持続可能な未来を実現するための具体的なアクションを計画できます。
より良い未来を築くための実現のために、私たちも含めた一人ひとりが努力する必要があります。

世界におけるSDGsの現状

気候危機、紛争、世界経済の低迷、長引く新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の余波という複合的な影響によって、目標達成に向けた前進が大きく阻害されています。極度の貧困下で暮らす人々の数がこの30年で初めて増加しました。

このまま推移すると、2030年までに、5億7500万人が極度の貧困状態のまま、8400万人の子どもと若者が教育をうけることができないと推計されます。ジェンダー平等では、児童婚廃止には約300年、差別的な法律の撤廃には286年かかるとしています。

プランは今後も、子どもの権利、教育、ジェンダー、若者や子どもたちの参加といった分野での活動を強化するとともに、政府や法律などの社会の仕組みに働きかけるアドボカシーを通じて、目標の達成に貢献していきます。

SDGsの前進、ミレニアム開発目標 (Millenium Development Goals:MDGs)

SDGsには、前身の目標にあたる「MDGs(Millenium Development Goals)」が存在します。

2000年9月に開催された国連ミレニアム・サミットで採択された国連ミレニアム宣言と1990年代に開催された主要な国際会議やサミットで採択された国際開発目標を統合し、一つの共通の枠組みとしてまとめられたもの。極度の貧困と飢餓の撲滅、普遍的な初等教育の達成、ジェンダー平等の推進と女性の地位向上など、8つの具体的な数値目標を2015年までに達成することを目指していました。

15年間の成果として、貧困率の半減、初等教育の就学率の向上、幼児死亡数の低下、などがあげられる一方、依然男女間の不平等、都市と農村/最貧困層と最富裕層の格差の拡大など、改善がすすまない目標や、時代の変化とともに、気候変動への対応、人間のみならず地球の持つリソースや再生可能エネルギーの活用などについて、幅広い経済、社会、環境を含めた取り組みの必要性が浮上しました。

もっと詳しく知りたい方へ

より多くの人々にこの目標について知ってもらうために『私たちが目指す世界 子どものための「持続可能な開発目標(SDGs)」~2030年までの17の目標~』を制作しました。
とくに未来を担う子どもたちに、今世界がどんな問題に直面しているかを知り、自分たちの生活との関連や、目標を達成するために一人ひとりにできることを考えてもらえればと願っています。専門的な言葉も丁寧に説明されていて、子どもだけでなく大人にとってもわかりやすい内容になっています。

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