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【完了報告】小学校建設プロジェクト~ガーナ~
アフリカ
教育
(更新)
プラン一般プロジェクト2017年度活動報告
子どもたちが安心して学べる校舎と学用品を提供
粗末な作りで教室も不足していたコミュニティでは、新校舎の建設は住民の悲願でした。教育省や教師などの関係者に加え、住民と綿密に連携しながら、プロジェクトをすすめました。建設工事が遅れたときには、土砂の採取や運搬作業などに、地域住民が積極的に協力しました。予定通りに校舎は竣工。子どもたちは広く、清潔な新しい校舎で学べるようになりました。
今後は小学校への子どもの入学数が増えることが期待できます。また、経済的に厳しく、学用品を買えない子どもたちには、学用品を支給しました。支給の際には家族に同席してもらい、学用品の支給目的と子どもの教育の重要性について説明し、理解を深めてもらいました。
主な活動内容
地域 | ノーザン州タタレサングリ県サンバンコミュニティとニョピドコミュニティの2コミュニティ |
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期間 | 2016年7月~2017年6月 |
対象と支援内容 | サンバン小学校とニョピド小学校の児童と教師
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背景
ガーナ北部タタレサングリ県のサンバンとニョピドの両コミュニティの小学校では、子どもたちは雨風をしのげない屋根が藁でできたような教室で学び続けなければなりませんでした。住民たちは新校舎の建設を長年にわたり行政に訴えてきましたが、これまで実現しませんでした。また、教室も不足していたため、入学を断られた子どもたちもいました。
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現地の声
サンバン小学校6年生のンビバさんは興奮した様子で語りました。「プラン・インターナショナルはサンバンコミュニティのみんなにとって、とてもよい友達です。子どもたちが勉強しやすいように、新しい教室を建てたり、いろんなことをしてくれています。私は女の子ですが、両親は教育を受けることの大切さを理解してくれるようになりました。私の夢は、いつの日か、このサンバン小学校に先生として戻ってくることです」。
また、同じサンバン小学校5年生のコヤジャさんは「学用品の支給を受けられてすごくうれしいです。がんばって勉強を続けていると、楽しい未来が待っている気がします。どうもありがとうございます」と語りました。子どもたちが劣悪な環境で学ぶ様子に心を痛めていた保護者は、「これまで長い間、行政に新しい校舎の建設を訴えてきました。そのたびに『検討します』という回答をもらうだけでした。ようやく子どもたちの希望を叶えることができました」と感謝の言葉を伝えました。