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【完了報告】台風ハイエン被災地の生活再建プロジェクト~フィリピン~
フィリピン
職業訓練
(更新)
プラン・マンスリー・サポーター2017年度活動報告
大型台風ハイエン被災者の生計向上
2013年11月8日にフィリピンを襲った大型台風ハイエンは、被害が最も大きかったサマール島東部をはじめ、全土で甚大な被害をもたらしました。死者は6300人、被災した人は1400万人にのぼりました。被災した人々の復興支援として、被災した「若年層の雇用促進」「住民の起業支援」「災害に強い地域づくり」という3つの活動をすすめました。
若年層の雇用促進では、必要なスキルを習得するための職業訓練を実施しました。その結果、訓練生の8割が車販売や建設会社、ホテルやスーパーなどに就職することができました。また、住民の起業支援では、返済の負担が少ない小規模融資を実施し、融資を受けた住民がマングローブの苗木や干し魚を販売する商売を始めることができました。災害に強い地域づくりでは、住民対象の防災訓練や救助訓練を実施し、地域全体の災害への備えを強化しました。
主な活動内容
地域 | イーストサマール州、サザンレイテ州 |
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期間 | 1年(2016年10月~2017年5月)
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対象と支援内容 |
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背景
フィリピンは、これまでも台風がたびたび発生する地域でしたが、特に大型台風ハイエンは甚大な被害をもたらしました。このため、短期的な緊急支援に加えて、長期にわたる地域全体の復興が大きな課題でした。建物は破壊され、人々は生計手段を失い、深刻な貧困に陥りました。地域の防災への備えが不足していることと、若年層の貧困が特に大きな課題でした。
関連リンク
現地の声
防災訓練に村代表のひとりとして参加しました。代表に選ばれてうれしかったけれど、訓練は想像以上に厳しかったです。海での実習は本当につらかったですが、訓練を受けた今の僕ならあの時、何人もの人を救えたと思います。訓練に参加して、バスケットをして遊ぶ以外にするべきことがたくさんあることを知りました。僕はまだ若いけれど、若さを生かして災害時に人の役に立てる大人に成長していきたいです
(アルフォンソさん 20才)