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【完了報告】「南スーダン難民の保護と衛生改善」プロジェクト~ウガンダ~

ウガンダ

グローバル・プロジェクト

更新)

グローバル・プロジェクト2021年度活動報告

プラン・インターナショナルは、2017年10月からウガンダで実施していた「南スーダン難民の保護と衛生改善」プロジェクトについて、2021年2月にアルア県の難民居住区とホストコミュニティでの活動を完了しました。

炭火オーブンでパンを焼くパン作りコース参加者 / ©プラン・インターナショナル

炭火オーブンでパンを焼くパン作りコース参加者 / ©プラン・インターナショナル

できあがったケーキを囲む難民の女の子たち / ©プラン・インターナショナル

できあがったケーキを囲む難民の女の子たち / ©プラン・インターナショナル

サンダルの鼻緒はカギ編みでオシャレに / ©プラン・インターナショナル

サンダルの鼻緒はカギ編みでオシャレに / ©プラン・インターナショナル

サンダル作りコースの様子 / ©プラン・インターナショナル

サンダル作りコースの様子 / ©プラン・インターナショナル

地域の人に見守られて実施したコース修了式 / ©プラン・インターナショナル

地域の人に見守られて実施したコース修了式 / ©プラン・インターナショナル

修了証を見せる笑顔の参加者 / ©プラン・インターナショナル

修了証を見せる笑顔の参加者 / ©プラン・インターナショナル

一人ひとりに修了証を授与 / ©プラン・インターナショナル

一人ひとりに修了証を授与 / ©プラン・インターナショナル

コミュニティケースワーカー研修の様子 / ©プラン・インターナショナル

コミュニティケースワーカー研修の様子 / ©プラン・インターナショナル

個別支援の一環で行った家庭訪問 / ©プラン・インターナショナル

個別支援の一環で行った家庭訪問 / ©プラン・インターナショナル

感染対策を徹底し、子ども保護委員会の研修を実施 / ©プラン・インターナショナル

感染対策を徹底し、子ども保護委員会の研修を実施 / ©プラン・インターナショナル

子どもや若者の保護に関する行政職員向け研修の様子 / ©プラン・インターナショナル

子どもや若者の保護に関する行政職員向け研修の様子 / ©プラン・インターナショナル

密にならないよう楽しく遊ぶ。「子どもひろば」の風景 / ©プラン・インターナショナル

密にならないよう楽しく遊ぶ。「子どもひろば」の風景 / ©プラン・インターナショナル

炭火オーブンでパンを焼くパン作りコース参加者 / ©プラン・インターナショナル

できあがったケーキを囲む難民の女の子たち / ©プラン・インターナショナル

サンダルの鼻緒はカギ編みでオシャレに / ©プラン・インターナショナル

サンダル作りコースの様子 / ©プラン・インターナショナル

地域の人に見守られて実施したコース修了式 / ©プラン・インターナショナル

修了証を見せる笑顔の参加者 / ©プラン・インターナショナル

一人ひとりに修了証を授与 / ©プラン・インターナショナル

コミュニティケースワーカー研修の様子 / ©プラン・インターナショナル

個別支援の一環で行った家庭訪問 / ©プラン・インターナショナル

感染対策を徹底し、子ども保護委員会の研修を実施 / ©プラン・インターナショナル

子どもや若者の保護に関する行政職員向け研修の様子 / ©プラン・インターナショナル

密にならないよう楽しく遊ぶ。「子どもひろば」の風景 / ©プラン・インターナショナル

活動内容

子ども、若者、コミュニティの未来につながる支援に注力

プロジェクトではこれまでも「子どもひろば」を拠点に子どもや若者たちの支援を行ってきましたが、最終年となった今期は、難民の人々が「子どもひろば」をコミュニティセンターとして自主運営していけるよう、運営に関する研修なども実施しました。また、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)予防のため、大勢の子どもを「子どもひろば」に集めるのではなく、子どもたちを年齢別に15人程度に分けて、空き地などでの活動(移動式子どもひろば)を実施しました。また、学校にも行けず、仕事もなく時間を持て余している難民の若者たちへの支援を強化し、グループ活動のほか、製パンやサンダル作りのコースも提供しました。コースに参加した若者たちからは、「収入手段だけではなく『生きがい』を得ることができた」という声が多く寄せられました。

おもな活動の成果

地域 アルア県
期間 3年4カ月(2017年10月~2021年2月)
おもな支援内容と対象
  • ケースワーカーによる個別支援を受けた子どもと若者(185人)
  • 「子どもひろば」をコミュニティセンターとして自主運営するための支援(2カ所)
    • 子どもひろばの活動に参加した子どもと若者(1109人)
    • センター運営員に対するトレーニング(20人)
    • センター運営を担う若者サポーターに対するトレーニング(50人)
    • 行政職員への子どもの保護に関するトレーニング(50人)
    • 子どもの保護について話し合う住民集会(543人)
    • 文具や衛生用品など運営に必要な物資支援(2カ所)
  • 若者のグループ活動支援(40人)

プロジェクト背景

南スーダンの長引く紛争により、他国に逃れて難民となった人は約228万人。そのうち約93万人がウガンダで難民として生活しています。ウガンダでは、さまざまな支援団体が暴力や虐待などに直面した子どもたちへのケアを行っていますが、2019年以降、多くの支援団体の撤退がすすみつつあります。難民居住区によっては15~24歳の若者人口が24%にもなりますが、この年齢層に特化した支援は少なく、就学就労の機会がない若者たちは、何もすることがない生活を強いられています。

  • South Sudan Situation: Population Dashboard – 31 August 2021
  • ※このプロジェクトでは、ジャパン・プラットフォーム(JPF)の支援のもと、活動を実施しました。

現地の声

エスターさん(仮名)、17歳、サンダル作りコースに参加した南スーダン難民の女の子
「私は病気のために小学校6年生で学校を中途退学し、自分に自信を持てず、地域社会や家族からも孤立していました。一人歩いて難民居住区の診療所へ通っていたある日、帰り道に見知らぬ男性に襲われ、その後妊娠したことが分かりました。恐怖のあまり誰にも言えず、恥ずかしくて産前健診も受けられませんでした。私はそうして生まれてきた自分の赤ちゃんを憎み、母乳を与えることも、診療所に連れて行くことも拒否していました。
そんな時、家庭訪問で巡回していたプランのボランティアが私の家にやってきて、ふさぎ込んでいた私を見つけてくれました。その人は定期的に私の家を訪ねてきて、カウンセリングなど専門支援を紹介してくれたり、私と赤ちゃんの服や石けん、マットレスなどを持ってきてくれたり、私の家族とも話をしてくれました。そして、『若者グループの活動に参加してみないか』と誘われたので、サンダル作りのコースに参加することにしました。そこではサンダルを作るだけではなく、自分の気持ちを表現する方法を学び、自分と似たような境遇の若者たちと経験や思いを共有することができました。
活動に参加しているうちに、自分を哀れむことも減りました。今ではこの子は自分の娘だと強く思いますし、診療所にも連れていきます。サンダルを販売することで、生活費も得られるようになりました。子どもが少し大きくなったら、また学校に通いたいと思います。同居している親戚が、学校にいっている間、子どもの世話をすることに同意してくれたのです。人生への希望を取り戻すきっかけをくれたプランの人たちには、感謝しています」

長年のご支援をありがとうございました。

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