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【第6報】子どもたちの心のケアを実施(モルドバ)~ウクライナ避難民緊急支援~

緊急支援

更新)

ウクライナ避難民緊急支援

寄付の募集を締め切りました。ご支援いただきありがとうございました。 プランは、引き続きウクライナの人々、特に子どもや女性たちへの支援活動を継続いたします。

2022年2月24日以降、ウクライナでの紛争の激化により、多くの子どもたちやその家族が突如として日常を奪われ、国内外で厳しい避難生活を余儀なくされています。 プラン・インターナショナルは、近隣国のポーランド、ルーマニア、モルドバに避難している子どもたちを支援するため、現地のパートナー団体、政府、国連機関と連携し、子どもの保護と心理社会的ケア、教育支援などに取り組んでいます。 モルドバで実施している心理社会的ケアについて、現地の声や動画とともにご報告します。

難民受け入れ施設で子どもたちの心のケアを実施

写真:お絵描きセッションに参加する子どもたち

お絵描きセッションに参加する子どもたち

紛争による混乱のさなか、強い緊張と不安のなかで長距離を避難してきた子どもたち。なかには大人の同伴者がいない子どもや、目の前で爆撃に遭遇するなど、過酷な体験をした子どももいます。そのため、安心して過ごせる居場所の提供と同様に、子どもたちの心理社会的ケアを行うことがとても重要です。プランはモルドバの国立児童虐待防止センターと連携し、難民受け入れ施設に到着した子どもやその保護者たちに、個々のニーズに合わせた支援を提供しています。心理士、教師、ソーシャルワーカーからなるプランの専門チームが、個人やグループむけに心理社会的ケアのセッションを実施。また、必要に応じて法的手続きに関するサポートも行っています。

現地スタッフの声

マリーナ(プランの専門チームの心理士、自身もウクライナから避難)

写真:子どもに絵を見せるマリーナ

子どもに絵を見せるマリーナ

「多くの子どもたちに共通していることは、親や大人たちと常に一緒にいたがることです。危機的状況を経験した子どもたちは、自分たちを守り、今起きていることを理解してくれる大人を求めています。「唯一変わらない安全な存在」である親のそばを離れることを恐れているのです。なかには、耳が聴こえにくくなってきたと話す子どもたちもいます。これが何に関連しているのか現時点ではまだわかりません。ただ、多くの子どもが一つのことに集中できない状態であることは確かです。私たちは、おとぎ話を使ったセラピーや、お絵描き、スポーツ、歌などの活動を通して、心のケアを行っています。特に歌を歌うことは、今いる場所や経験したことから自分を切り離すことができるため、とても有効です。これは親にとっても同じで、こうしたサポートが今必要なのです」

ヴィオリカ(プランの専門チームの心理士) 「ここで出会う多くの子どもたちが心の傷を抱えています。ある3歳の男の子は、工具の電動ドリルの音を聞いたときに、突然叫び声をあげて母親の姿を探しました。彼はウクライナの幼稚園からの帰り道、目の前で爆弾が爆発した体験をしていたのです。常に母親から離れようとしません。 難民受け入れ施設に到着する家族たちにまず必要なのは、休息と食料などの基本的ニーズです。しかし数日経つと、多くの人々が自分の状況を受け止め、心の内の思いや体験を誰かに話したくなります。そのため、プランが提供している心理社会的ケアはとても重要です。プランは、難民受け入れ施設だけでなく、民間の住宅に入居している人々にも情報を提供し、同様の支援を行っています」
遊びを通じた心のケアセッションの様子は動画でもご覧いただけます。

子どもの心の健康を守るために~ウクライナからモルドバへ避難した子どもたちに心のケアを実施~ / プラン・インターナショナル(1分09秒)

プランは今後もパートナー団体と連携し、子どもたちが安心し安全に過ごせる環境を整えられるよう、活動をすすめてまいります。

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