【第3報】紛争がもたらす飢餓 ブルキナファソの現状(動画)~アフリカ7カ国・食料危機緊急支援~
緊急支援
(更新)

世界は今、かつてないほど深刻な食料危機に直面しています。プラン・インターナショナルは、特に飢餓が深刻なアフリカ7カ国(ケニア、エチオピア、ソマリア、南スーダン、マリ、ブルキナファソ、ニジェール)において、緊急支援を開始しました。
紛争で食料危機が加速
農作物の生産量・収穫量が減少している
中央サヘル地域※1に位置するブルキナファソでは、近年、周辺国との国境付近において一般市民を標的とした武装勢力による襲撃が相次いでいます。情勢の悪化に伴い、人口約2090万人の約1割近くにあたる190万人以上の人々が家や畑を手放して別の地域へと逃れました※2
。それまで育てていた農作物を収穫できないうえ、収入も得られないため、避難の途中や避難先での食料確保が困難となっています。もともと干ばつや洪水などの自然災害や、虫害・鳥害によって、農作物の収穫量が大幅に減り、慢性的な食料不足に陥っていたブルキナファソ※3
。終わりの見えない紛争によって、食料危機が加速しています。
- ※1 サハラ砂漠の南縁に沿って東西に広がる帯状の地域を「サヘル地域」といい、そのうちブルキナファソ、マリ、ニジェールの3カ国を「中央サヘル地域」という。
- ※2 UNHCR, Operational Data Portal, Sahel Crisis, Burkina Faso, (30 April 2022)
- ※3 プラン・インターナショナル「ファクトシート:中央サヘルの食料危機」(2022)
「木の若葉を食べて命を繋いだ」
コアンポアさん(56歳)
昨年、一家で暮らしていた村が武装勢力に襲われたため、8人の子どもとともに別の村へ逃げ延びたコアンポアさん。当時の状況を次のように語ります。「銃声が飛び交うなか、必死で逃げました。ここにたどり着いたときは食べ物もなく、木の若葉を煮て食べ、命を繋ぎました。今でも一番の懸念は、子どもたちをどうやって食べさせていくかということです」。
プランは、食料不足に苦しむブルキナファソの人々への緊急支援として、現金支給のほか、小規模商売を始めるためのトレーニングも提供しています。支援を受けたコアンポアさんも、薪を売ることで生計を立て直しつつあります。国内避難民となった人々が置かれている現状を、動画でご覧ください。
未曾有の飢餓の危機から、子ども・女の子の命と未来を守るために。
皆さまからのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。
寄付手続きに進む画面右側の「未完了の寄付手続き」ボタンより
手続きにお進みください。
受付期間:2022年7月5日(火)~2023年1月31日(火)17:00
寄付手続きに進む画面右側の「未完了の寄付手続き」ボタンより手続きにお進みください。
関連リンク