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理事長・池上清子の「自分らしく生きる」第2回 世界のジェンダー問題の解決は足元から

理事長
池上 清子

理事長ブログ

(2017/03/15更新)

2017年3月3日に、プラン・インターナショナルは「国際女性デー2017イベント~変わる、変える! 女性リーダーから学ぶ私たちの未来」を開催しました。国連で定められた3月8日の国際女性の日を記念したもので、朝日新聞社 AERA前編集長の浜田敬子さんと、世界の女性が直面する問題や女性が切りひらく未来について考えました。そこでの話も交え、池上のメッセージをお届けします。

世界の女性が直面する問題の背景にあるのは?

途上国の女性が直面する問題は、学校へ行くことが難しい、早すぎる結婚を強制される等、枚挙に暇がないほどです。その要因は、大きく分けると、文化的、社会的、経済的、政治的の4つの側面にあると思います。
文化的側面では、例えばマチスモ(男性優位主義)という伝統文化が存在する地域があり、そこではマッチョで強く、子だくさんであることが男性としての魅力となります。その結果、女性は若くして妊娠出産を余儀なくされ、教育機会を奪われることもあります。

国際女性デーイベントの様子

社会的側面では、タリバン政権下のアフガニスタンの例が分かりやすいかもしれません。イスラムの慣習で、男性医師は女性患者を診ることはできません。そんななか、タリバンは女性が外で仕事をすることを禁じました。すると、多くの女性が医療従事者のサポートなしでの出産を余儀なくされ、妊産婦死亡率が高くなったのです。
経済的側面では、未だに世界の多くで男女同一賃金が達成されていないのはみなさんもご存知だと思いますが、その差が大きい地域ほど、女性の労働環境はより過酷になっているといえるでしょう。アフリカでは、経済的に困った少女たちがシュガー・ダディと称される裕福な年上の男性と交際するという現象がみられます。そして、若年女性のHIV感染率を高めている理由のひとつになっているのです。
最後に、政治的側面では、アメリカのトランプ大統領に触れたいと思います。彼は、2017年の1月に人工妊娠中絶を支援するNGOへの助成を禁じる大統領令に署名しました。トランプ大統領の決定が、今後、どれだけ多くの女性に影響を与えるのでしょうか。

ジェンダー平等は家庭内から始められる

前述の4つの側面は、もちろん日本社会にもあります。日本のジェンダーギャップ指数が144 カ国中111位(2016年)だったというデータを見ても、日本の女性が直面する問題は多く、まだまだ改善の余地があると言えるでしょう。
では、解決のために何から始めたらいいのでしょうか? 浜田敬子さんともお話しましたが、自分の身の回りでできることから始めるのがいいと思います。浜田さんは「パートナーと交渉することから」とおっしゃっていましたが、その通りだと思います。ジェンダー平等が家庭から始まり、職場へ広がって、そして日本が変わることも大いにあり得るのです。男の子を育てている女性でしたら、彼に女の子と同様に家のことを手伝わせているか? その家庭のひとつの変化で、社会も変わります。
さらに、女性同士の連携も大切です。立場や状況が違えば完全に共感することは難しいかもしれませんが、少なくとも他の女性が抱える問題を知ることはできる。そしてそこから、何かアクションが始まると思うのです。

写真:池上清子 公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパン理事長、日本大学大学院教授
池上清子 公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパン理事長 日本大学大学院教授 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)定住促進担当、国連本部人事局行政官、公益財団法人ジョイセフ 調査計画部長・同企画開発部長、国際家族計画連盟(IPPF)ロンドン資金調達担当官、国連人口基金(UNFPA)東京事務所長などを経て、2011年日本大学大学院教授に着任、現在に至る。2016年9月公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパン理事長に就任。

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