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途上国支援に尽力した父の遺産でベトナムの小学校の環境を改善

プラン(当時は「フォスター・プラン」)の日本事務局が設立された1980年代から、母娘二代にわたって支援を続けてくださっているNさん。
アジアの人材育成に力を注いだお父さまの思いが、ベトナム・ハザン省の小学校整備へと結実するまでのストーリーを語っていただきました。

写真:Nさん

Nさん

途上国との交流や支援に熱心だった両親

1980年代の半ば頃、母が「こんなのを始めたのよ」と見せてくれたのは、「フォスター・プラン」で交流を始めたインドの男の子の写真でした。このとき、「私も生活に余裕ができたら絶対にやろう」と思い、1996年からケニアの女の子との交流を開始。その後もフィリピンの男の子、ベトナムの男の子、現在はベトナムとネパールの女の子と交流を続けています。
一方、父は、政府の技能実習制度が始まるよりもずっと前の1970年代から、インド、ビルマ(ミャンマー)、ベトナムなどから若者を呼びよせ、自動車修理等の技術を身につけて帰国してもらうという活動をしていました。私が若い頃には、いろいろなアジアの人たちが自宅に出入りしていたのを覚えています。
その両親もこの世を去り、実家に暮らす人が誰もいなくなりました。仕方なく売却したものの、ずっと父に申し訳ないという気持ちを引きずり、「父の思いを何かの形にしたい」と考えていました。あるとき、『プラン・ニュース』に掲載されたオーダーメイド・プロジェクトの記事を発見。まさに「これだ!」と思い、事務局に連絡しました。

写真:建設がすすむ教室

建設がすすむ教室

写真:教室の基礎工事の様子

教室の基礎工事の様子

プロジェクト後も残る成果 いい供養になりました

写真:教師たちは、少数民族の子どもたちに教える際に必要な配慮や指導技術をを学びます

教師たちは、少数民族の子どもたちに教える際に必要な配慮や指導技術をを学びます

支援プロジェクトには、「ベトナムの教育関連を」とお願いしました。実は15年ほど前、ベトナムのハノイで日本語を教えている友人のもとを訪れ、一週間ほど授業で教えたことがあるのですが、そのときの生徒さんたちが本当に一生懸命勉強していて、口々に「将来は国をよくするために働きたい」と話すのに大感激。私も「この国のために何かしたい」と思い、プラン・スポンサーシップでもベトナムの子どもたちと交流するようになったほか、ガオ村スクール・スポンサーシップにも参加しました。
今回、私が支援することになった「小学校の教育環境改善プロジェクト」は、偶然にも交流しているチャイルドが暮らす活動地域で実施されています。2021年7月から約1年間で新しい教室やトイレを作り、備品をととのえ、新型コロナウイルス感染症の意識啓発活動も行われています。なかでも私が感銘を受けたのは、少数民族の子どもたちが多いこの地域で、彼らが質の高い教育を受けられるよう、先生方への教授法指導に力を入れていること。プロジェクトが終わったあとも成果が残り続ける――きっと父も母も喜んでくれるに違いない、本当にいい供養になったと思います。
プロジェクトは順調にすすみ、今年6月には落成式が行われました。コロナ禍のため、現地に行けないのは本当に残念なのですが、私もメッセージを送らせていただきました。
今回のことを周囲の人たちに話すと、「そんなことができるの?」と興味をもってくれる人がたくさんいます。終活を真剣に考え始める世代でもありますが、こういった支援方法があることは、まだまだ知られていません。プロジェクトで完成した学校の写真を見せながら、財産の生かし方の一つとして多くの人に広めていきたいと思います。

  • ※2008〜2021年に実施されていたプロジェクト。学校を拠点に生徒たちが複数のスポンサーと交流したほか、教育・学習環境を改善するための支援活動が行われた

写真:感染予防の意識啓発活動で、手の洗い方を学ぶ子どもたち

写真:感染予防の意識啓発活動で、手の洗い方を学ぶ子どもたち

感染予防の意識啓発活動で、手の洗い方を学ぶ子どもたち

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TEL:03-5481-7100(平日9:00~17:30)
E-mail:hello@plan-international.jp


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