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(2023年10月11日更新)

プラン・インターナショナルは10月11日の国際ガールズ・デーに合わせて、世界の女の子の現状を報告した世界ガールズ・レポートを発行しました。

写真:「世界を好転させるために」

「世界を好転させるために」

2023年のテーマは、「アクティビスト(活動家)として活動する女の子たち」。日本を含む世界26カ国で、気候危機や児童婚、ジェンダーに基づく暴力などの問題に取り組む15歳から24歳のユース女性アクティビスト1000人以上にアンケートやインタビューを行い、活動意義や直面している課題について調査、考察を行いました。

調査から見えてきたこと

調査からは、変革のためのキャンペーンを展開する過程において、ユース女性アクティビストたちが地域住民からの敵意や厳しい取り締まり、オンライン上の嫌がらせといったさまざまな困難に直面していることが明らかになりました。

主な調査結果

  • 女の子やユース女性アクティビストの5人に1人(17%)が、活動を行うなかで自身の身の危険を感じたことがある
  • 活動を通じ、10人に1人(9%)が、身体的暴力の脅威に直面し、15%がオンライン上での嫌がらせや虐待を経験したことがある
  • 女の子の4人に1人(27%)は、活動に対し家族や地域住民からの否定的な見方をされたことがある
  • 半数以上(54%)の女の子が、活動を展開するうえでの最大の障壁は資金不足であると回答

このような状況にもかかわらず、ほぼ全員のアクティビスト(95%)が、彼女たちが行っている活動は、誇りや自信、能力を高める機会となり、調査対象者の半数以上(61%)が、自分たちの活動の影響は期待通りであるか、期待以上であったと答えています。
また、女の子のアクティビストが優先的に取り組む最も重要な課題として、60%がジェンダー平等またはジェンダーに基づく暴力をあげています。

日本における調査

日本では、プラン・ユースグループのメンバー2人が、日本で活動するユース女性アクティビスト5人(22歳~24歳)へのインタビュー調査を実施。5人は、ジェンダー平等、性と生殖に関する健康と権利(SRHR)の促進、気候変動対策などの分野でそれぞれ積極的に活動を続けています。インタビューでは、活動を通じて社会の変化の兆しを実感しつつも、他国のユースと同じく活動資金の不足が課題であるとの声があがりました。この問題を解決するためにクラウドファンディングを立ち上げ、資金獲得と広報活動を同時に行うなど、他国のユースに比べて積極的に資金調達に動いている様子が見えてきました。

女の子やユース女性の声を世界に届けるために

国際ガールズ・デーに際し、プランは女の子とユース女性たちとともに立ち上がり、政府や国際社会、市民社会に対し、世界をより良い場所とするために女の子の活動家を応援し支援するよう呼びかけ、以下を提言します。

  1. 1.女の子やユースの活動家あるいはグループ主導の取り組みに対する資金提供の増加
  2. 2.各国政府は、女の子とユース女性があらゆる公的生活の分野に有意義に関与できるよう支援すること。これには、意思決定の場への定期的な参加機会の確保や、女の子たちが市民社会に関与したり、組織への正式な関与を可能にしたりするための仕組み作りが含まれる
  3. 3.ジェンダー平等、人権、民主的ガバナンスに関する質の高い教育を行うことで、女の子たちの活動に対する理解を促進するとともに、組織作りやスピーチといった分野におけるスキル・トレーニングを通じて、女の子たち自身が関心のあるテーマで活動を展開し影響力を発揮することができるという自信を育てること
  4. 4.権力を有するすべての人々が、年齢や性別による差別、暴力の脅威に立ち向かい取り組む役割を果たし、安全で開かれた空間を作り、女の子が発言することへの障壁を取り除くこと

写真:女の子とユース女性に有意義な参加と意思決定の機会を!

女の子とユース女性に有意義な参加と意思決定の機会を!

写真:世界ガールズ・レポート2023「世界を好転させるために:平等を求める女の子とユース女性アクティビストたち」

レポートの詳細はこちらからご覧ください。
世界ガールズ・レポート2023「世界を好転させるために:平等を求める女の子とユース女性アクティビストたち」

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