(2024年10月07日更新)
武力紛争の影響が続くコロンビアでは、多くの女の子たちが日々ジェンダーに基づく暴力の脅威にさらされています。
今年の国際ガールズ・デーのテーマは「THINK FOR GIRLS~平和な世界にむけて心をひとつに~」。それにあわせて、アートと音楽の力で平和構築を目指すプロジェクトに参加するコロンビアの女の子たちからのメッセージを写真とともに紹介します。
コロンビアの女の子たちの平和へのメッセージ
ヴァレリーさん(18歳)
10歳のころからアートプロジェクトなど、プラン・インターナショナルの活動に参加。奨学金を得て私立大学で学びながら、才能あるバイオリニストとしてさまざまなイベントで演奏。
私の夢は、平和な社会が一日も早く実現することです。私よりも幼い子どもたちが、恐れることなく平和な生活を送れるようになることを願っています。外で遊んでいる最中に、誰かがさらわれるかもしれないという恐怖を感じなくて済むように。私にとって音楽は、人生の命綱のようなものでした。始めた瞬間から、音楽こそが自分の生きがいだと分かったのです。音楽は、多くの女の子や男の子が親しむだけのものではなく、平和を築く手段でもあるのです。
ニコルさん(18歳)
プランの「平和のためのアートの力」プロジェクトに参加。人々が経験した紛争の痛みを音楽で表現。地方自治体のユース評議会の代表として国際会議にも参加。
セクシュアル・ハラスメントなどの困難に日々直面していると、男性として生まれたかったと思うことすらあります。こうした現状が、女の子たちの自信を失わせているのです。着たい服があっても躊躇したり、自由に外出することを控えたりせざるを得ません。平和とは、私たちのコミュニティをあるがままに受け入れ、人々がそれぞれ異なる苦難に直面していることを理解することです。今日だけでなく、私たちの未来を受け継ぐ子どもたちのためにも、前向きな変化にむけて行動を起こすことを自分自身に誓うことでもあります。平和は私の未来そのものです。コミュニティに平和がもたらされ、それが続くように意義のある行動を起こしたいです。平和がなければ、私は途方に暮れてしまうでしょう。
アダ・ルスさん(15歳)
「平和のためのアートの力」プロジェクトに参加。現在は、プランのプロジェクトが運営する社会芸術学校に通いながら、バイオリニストと歌手として定期的に地元で公演を行うほどの腕前。
芸術は私たちの助けになります。私たちのコミュニティには音楽と演劇の学校があり、芸術を通して先祖伝来の伝統を復活させ、保存しようと努めています。武力紛争の痛みを、より軽やかなものへと昇華させることで、苦しみをすべて忘却の彼方へと消し去りたいと願っています。音楽は、あなたが抱えている痛みや複雑な思いを取り除いてくれます。言い換えれば、「解放」することを助けてくれるのです。私は歌ったり、友だちと共感し合ったり、演劇をしたり、他の人の前で自分を表現し、自分が経験したことすべてを話したりするのが好きです。
紛争が続くコロンビア 和解と平和構築を促進するプロジェクトを支援
1960年代から50年以上も内戦が続いていたコロンビア。内戦終結後も武装勢力間の戦闘が続き、不安定な社会状況下で教育や医療などの基本的サービスへのアクセスが妨げられています。プランも活動するカウカなどの地域では、武装勢力の暴力により多くの家族が家を追われ、国内避難民居住区など過密な環境での暮らしを余儀なくされています。特に、女の子たちは、身体的虐待や性的虐待を含む暴力の脅威にも日々さらされ続けています。
プランは2019年、武力紛争の影響が深刻な地域で、和解と平和構築を促進する「平和のためのアートの力」プロジェクトを立ち上げました。音楽・美術学校の設立を支援することで、子どもや若者たちが創造的な活動に参加し、リーダーシップスキルを身につけ、芸術的な自己表現ができるよう後押ししています。このプロジェクトを通じ、今回メッセージを寄せてくれた3人の女の子たちを含め、多くの子どもや若者たちが徐々に自分たちの権利を認識し、要求する力を身につけています。
平和な世界の実現を目指して、私たち一人ひとりにできることをともに考えてみませんか?






