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(2025年10月02日更新)

プラン・インターナショナルは、毎年10月11日の「国際ガールズ・デー」に寄せて、女の子たちを取り巻く課題とその解決にむけた取り組みを広く社会へ呼びかけています。2025年の「国際ガールズ・デー」に寄せて、理事長池上清子のメッセージをお届けします。

写真:国際ガールズ・デー2025

紛争、気候変動、分断、排外主義は、現在毎日のように報道され、世界の耳目を集めている問題です。しかし、その影で注目されることがないまま、進行している問題があります。それは「早すぎる結婚(児童婚)」です。

児童婚は、女の子から教育の機会を奪うだけでなく、未熟な身体での早すぎる妊娠・出産につながり、それは深刻な身体的ダメージや命を危険にさらすこともある大きな問題です。しかも、明治時代まで、日本にも存在した課題でした。

これまで、国際社会はこの「早すぎる結婚」を課題としてとらえ、解決しようと努力し、一定の成果をあげてきました。実際、世界全体でみると、児童婚率は1998年の25%から2023年には19%に減少しています。しかしながら、その努力と成果を打ち消す出来事が、今世界で起きています。それが冒頭の紛争や気候変動などの課題です。このような緊急事態は、元々あった問題をより深刻化させています。そして、その最大の被害者は声をあげることのできない女の子たちなのです。今こうしている間にも、彼女たちは学校をやめさせられ、望んでいない結婚を強制されているのです。

子どもを抱く若い母親(ベトナム)

女の子たちは、弱いだけの存在ではありません。少しのサポートがあれば、教育を受け続けることができ、課題の解決に貢献する力強い人材へと育っていきます。逆に言えば、「早すぎる結婚」に対応できないのであれば、私たちは未来の優秀な人材を失うことになるのです。

今年の国際ガールズ・デーのテーマは、まさにこの「早すぎる結婚」です。女の子たちが自らの声をあげる日なのです。私たちも、女の子たちと一緒に声を上げて、世界の未来を変えていきませんか。


公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパン理事長:池上清子

公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパン理事長
池上清子

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