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(2025年10月02日更新)

写真:世界ガールズ・レポート2025

プラン・インターナショナルは10月11日の「国際ガールズ・デー」にあわせ、世界の女の子の現状を報告した「世界ガールズ・レポート2025」を発表しました。

2025年のテーマは早すぎる結婚(児童婚)。15カ国で児童婚を経験した251人の女の子と若い女性を対象に調査を行いました。さらに、対象国で児童婚問題に取り組む244人のユースアクティビストに対してもオンライン調査を実施し、児童婚がいまも世界各地で続く実態と、その背景にある社会規範を明らかにしました。

世界では3秒に1人が児童婚

世界では毎年1,200万人の女の子が18歳になる前に結婚しています。これは3秒に1人の割合です。児童婚は女の子の教育を妨げ、暴力や健康被害の危険にさらし、人生の選択肢を大きく制限します。

調査から見えてきた実態

写真:イラスト

今回の調査は、児童婚経験のある女の子や若い女性、そして児童婚根絶に取り組むユースアクティビストへの聞き取りを中心に実施されました。
その結果、児童婚がいまも多くの地域で「当たり前」とされ、法律の不備や社会的慣習によって存続している現状が浮き彫りになりました。

児童婚を経験した251人のうち

数字の背後には、教育を諦めざるを得なかったり、望まない結婚生活で孤立したりする女の子たちの切実な声があります。

女の子たちの声

調査では、児童婚によって孤立や暴力、経済的困難を経験した声が多く寄せられました。

ファルハナさん(21歳、バングラデシュ)

18歳前に結婚するのは正しくありません。教育が中断され、健康にもリスクがあります。子どもの私がどうやって別の子どもを育てられるでしょうか?

ジュナさん(24歳、ネパール)

私は幼くして嫁がされ、勉強も人生の進歩も許されず、すべてを奪われました。でも娘には同じことをさせません。娘には明るい未来を手にしてほしい。

報告書が示す課題

調査からは、法律があっても抜け穴や施行不足により児童婚を防ぎきれていない現状や、非公式の結婚が社会的に容認され、統計に現れにくいことが浮き彫りになりました。また、児童婚を「当たり前」とする信念や慣習が依然として根強く、女の子の教育や自立を阻んでいます。

プラン・インターナショナルの主な提言

プランは、児童婚をなくすために以下の取り組みを各国政府や社会に呼びかけます。

  • 女の子が教育やサービスに安全にアクセスできる環境の整備
  • 法の抜け穴をなくし、児童婚を防ぐ強力な政策の実施
  • 危機や貧困下にある、特に支援が届きにくい女の子への重点的な支援
  • 女の子自身が声をあげ、リーダーシップを発揮できる場や資金の提供

「世界ガールズ・レポート2025」は、児童婚がいまなお女の子たちの人生に深刻な影響を与えていることを明らかにしました。すべての女の子が自分の未来を選び、学び、成長できる社会の実現に向けて、プランは今後も活動を継続していきます。

報告書は以下からご覧ください

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