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【開催報告】「プラン・インターナショナル夏休み読書感想文コンクール2019」表彰式(11/17・三軒茶屋)
イベント
(更新)
6年目を迎えた夏休み読書感想文コンクールには、18都道府県45校の中高生から979作品の応募があり、同世代を生きる途上国の子どもたちへの思いを感想文に綴ってくれました。応募くださった皆さま、ありがとうございました。
11月17日(日)に開催された表彰式(会場:公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパン事務局)では、学校賞、個人賞の表彰のほか、体験型ワークショップが行われました。
内なる力。勇気がわく夏。~読書感想文コンクール2019表彰式~
表彰式では、本財団専務理事・事務局長の棚田雄一、コンクール担当者による挨拶に続いて、100作品以上応募のあった学校を学校賞として表彰しました。受賞校の先生方からは、「本コンクールへの参加は、生徒たちにとって世界の現状を知り、社会の課題を自分ごととして捉え、行動に移していける心を育むよい機会になっている」とのコメントをいただきました。
続いて厳正な審査によって個人賞を受賞した6人(中学生、高校生各3人)が表彰され、最優秀賞の2人が作品を朗読しました。
最優秀賞に輝いた中学生(左)と高校生
作品朗読後は入賞者全員にインタビュー。本の主人公がもつ“内なる力”や“勇気”、途上国や日本国内の問題の解決のために今後心がけたいアクションなどについて、一人ひとりが力強いメッセージを発信してくれました。
インタビューを受ける入賞者
最後に総括として、コンクール審査員長でプランの支援者である直木賞作家・角田光代氏より、入賞者一人ひとりの作品に触れた講評とメッセージをいただきました。今自分が置かれている環境や状況が「たまたま」であることに気づかないと、同じ時代を異なる環境で生きている人に思いを馳せることはできない、という言葉に、参加者たちは大きくうなずいていました。
角田審査員長のメッセージから抜粋
“多くの人は、読書をつうじて、日本とまったく異なる環境下で生きる人たちのことを知り、私たちは「たまたま」日本に生まれたのだと気づきます。……そのことに気づかなければ、同じ時代を、違う環境、違う場所で生きている人に思いを馳せることはできません。……他者を思いやる、そこからはじまる力がどれほど大きなものになるか、みなさんの感想文を読んで、あらためて考えさせられました。”
角田審査員長
体験型ワークショップ
表彰式のあとは、プラン・フレンズ※1が体験型ワークショップ「危機を生きる!~体験ワークで学ぶ 難民と支援~」※2を行いました。
各グループで家族を構成し、難民として避難しなければならない状況下で、家から持ち出す荷物の優先順位について話し合います。あるグループでは、食料や水、衣服、薬、乳児のオムツ、別のグループでは現金やお金に換えられる貴金属類など、議論が白熱。
荷物を決める話し合い
最後に、実際のシリア難民が持ち出した荷物に関する記事を読み、彼らの境遇に思いを馳せました。また、日本国内の台風で避難された方の事例を聞き、避難の際にとっさに持ち出すものを決めることの難しさを実感しました。
- ※1プラン・フレンズ
プラン事務局を訪問する生徒の対応や、学校への出張授業などで講師を務めるプランの開発教育ボランティア。講義やワークショップを通して、途上国の子どもの現状やプランの取り組みについて伝えます。 - ※2開発教育研究会が作成したものを参考にプラン・フレンズが考案
グループ発表の様子
今年のコンクールでは、受賞者の半分を男子生徒が占めました。さらに、高校生の部で男子が最優秀賞を受賞したのも6回のコンクールで今回が初めてのことでした。途上国の子どもたちや女性を取り巻く問題に深い関心を持つ男子生徒が増えてきたことは、大変喜ばしいことです。
改めて応募くださった皆さま、どうもありがとうございました。
入賞作品、審査員長講評、学校賞
●中学の部
●高校の部
最優秀賞 | 八木 悠馬さん(2年) | 「マラスが教えてくれたこと」 |
優秀賞 | 仲井 壮汰さん(2年) | 「思いやりの大切さ」 |
特別賞 | 松浦 果音さん(2年) | 「教育によって夢を実現させる」 |
●講評
審査員長 | 角田 光代氏 | 講評 |
●学校賞
関西創価高等学校、広島女学院高等学校、弥富市立弥富北中学校 | 学校賞コメント |

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