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性暴力が頻発する地域で女の子たちを守る~ニカラグア~

Because I am a Girl

(2015/11/17更新)

ニカラグアの北大西洋自治区では頻発する性暴力が問題となっています。プランは女の子と若い女性たちの権利を守るために地域社会とともに問題の解決に取り組んでいます。

被害者を傷つける村の裁判制度

ニカラグアの法医学研究所によると、2013年には国内で6069件の性暴力事例が報告され、被害者の88%は10代を中心とする若い女性でした。国連人口基金によると、ラテンアメリカで10代での妊娠率が最も高いのはニカラグアで、20歳から24歳の女性の28%が18歳未満での出産を経験しています*。そして、この国の10代での早すぎる妊娠を引き起こしている主な原因のひとつは性暴力です。
* UNFPA ADOLESCENT PREGNANCY:A Review of the Evidence 2013

北大西洋自治区はニカラグア国内で最も性犯罪が多く、貧困や暴力がはびこり、生活のために麻薬密売に手を染める家族も多数います。性暴力事件が起こっても通報されることは少なく、また村内から選ばれた判事による伝統的な裁判制度は、被害者保護の点で問題が指摘されています。

現在18歳のマリア(仮名)は、13歳の時に48歳の男性に性暴力の被害を受けました。彼女は、村の判事へ、自分の身に起きたことを通報しました。国の司法制度がおよばない状況下では、村の判事への通報が正義を追求する唯一の方法です。しかし、判事は犯罪者側から被害者への金銭の支払いによって解決する慣習の「タラマナ」を適用しました。マリアは犯罪者への処罰を望んでいましたが、金銭を受取って和解するように勧告されました。

プランが連携している、女性の権利のための国内団体「ニディア・ホワイト」のシーラ・ミゲル・ダウンズ氏は、性暴力の被害者が正義を勝ち取るのは難しいと言います。約50キロ以上離れた警察署に訴えると判断が出るまでに3カ月もかかるうえに、交通費が生活費を圧迫し、さらに村に情報が伝わると被害者の女の子たちが危険にさらされることもあります。一方、タラマナの場合、わずか3日で処理されます。しかし、タラマナによる解決は、被害者の女の子たちに正義をもたらさず、彼女たちは希望を持てないまま生活を送ることになります。

写真:性暴力被害者の側に立った司法制度が必要です

性暴力被害者の側に立った司法制度が必要です

写真:暴力についての研修会で若者たちの姿勢に変化が

暴力についての研修会で若者たちの姿勢に変化が

女の子の権利を伝え、性的被害から救い出す

プラン・ニカラグアは「ニディア・ホワイト」とともに、研修会を通じて女の子や女性への暴力からの保護、性差別意識、10代での妊娠の危険性について人々に伝えています。また、地域の若者のグループと共同で、歌やダンス、グループ活動を通じて暴力を目の当たりにした時にどのような行動を取るべきかを女の子や男の子たちに教えています。活動が広まるにつれて地域は変化を見せ始めています。

さらに、プランとの連携のもとで、地元の女性のための警察署が性暴力犯罪の減少に取り組み始めました。女の子たちが自分たちの権利を知り、より多くの被害者が犯罪を報告し始めています。若くして妊娠した女の子たちは警察に保護され、安全な場所で出産できる体制も整備されました。プランの支援により、地元警察は2カ月に1度女の子たちの安全確認を実施し、スペイン語と地元の言語ミスキート語によるカウンセリングなども導入して、地域の安全性向上に取り組んでいます。

写真:性暴力の被害女性のためのシェルター

性暴力の被害女性のためのシェルター

写真:女性のための警察も取り組みを強化

女性のための警察も取り組みを強化

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