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女の子の保健を理解し、支える男の子たち~ウガンダ~

女の子だから

更新)

ウガンダの多くの子どもたちは、自分たちの体の変化についてよく理解するための保健教育を受けていません。プランが発足させた保健クラブで、子どもたちは放課後に自分たちの体について学ぶようになり、女の子の保健を理解し、支える男の子たちもあらわれました。

健康について学ぶ子どもたち

14歳のサムエルさんと15歳のアルエウさんのクラスではある日、事件が起きました。授業中に突然クラスが騒がしくなり、男の子たちの何人かがひとりの女の子を指さして、大声で笑い始めました。生理のために、緑の制服が赤く染まってしまったその女の子は、恥ずかしさのあまり教室を飛び出してしまいました。

15歳のアルエウさんは、以前の自分だったら他の男の子と同じように笑っていたと正直に話してくれました。「保健クラブで女の子が初潮を迎えることを学んだので、今となっては、何が起きているか理解できるし、お腹も痛くて辛い思いをしていることも分かります」。

女の子たちでさえ、何が起きているか理解できていません。最初は、病気になったか、死ぬのではないかと思ってしまうほどで、自分の体を守る方法も知りません。子どもたちの保健に関する知識を増やすために、プランは、保健教育を始めました。放課後、子どもたちが課題について学び、話し合いも行います。

写真:女の子のために活動する男の子が増えました

女の子のために活動する男の子が増えました

学んだ知識を友だちに伝える

14歳のサムエルさんは、自分たちの体について学べることに喜びを感じています。クラブでは年齢に合わせた体の変化、そして清潔に保つ方法も学びます。また、石けんで手を洗う重要性や、歯を清潔にすること、トイレに行く際にサンダルを使用すること、さらには女性の生理についても学びました。

多くの男の子が、まだまだサムエルさんのように理解をしているわけではありません。「保健について知るのはいいことです。私が大きくなったら、この知識を活用して、保健に関する仕事をしたいです。既にほかの子どもたちを助けています。保健クラブでは、女の子たちが生理になって血が流れてきたらどうしたらいいかも学びます。最初に保健の先生のところに女の子を連れて行き、生理用ナプキンを受け取ってから、お手洗いに行きます。クラスから彼女の友だちを連れて来る間に水をくんで、友だちに渡せば、彼女は自分で洗うことができます」。

アルエウさんも放課後に活動しています。「私の13歳の妹はまだ生理になっておらず、たくさん疑問があります。彼女は、なぜ血が出るのか、どこから来るのかを知りたがっていたので、私が教えました。家では、両親とはこのような話をしませんが、妹とは互いに教え合っています」。保健クラブでの活動が、他の子どもたちの意識や行動を変えつつあります。

写真:女の子への態度が変ったというサムエルさん

女の子への態度が変ったというサムエルさん

写真:家族や妹にも保健の知識を伝えているアルエウさん

家族や妹にも保健の知識を伝えているアルエウさん

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