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結婚可能な年齢を変えさせた女の子たち~グアテマラ~

女の子だから

更新)

グアテマラの中央部の都市カルチャに住む10代の女の子アリーダ、ロージー、マイラの3人は、プラン・インターナショナルが主催するワークショップに参加し、女の子の権利、保護、自尊心とリーダーシップスキルについて一緒に学んだ仲間たちです。彼らは、地域や家族からの応援を受けながら、早すぎる結婚に歯止めをかける活動に取り組んでいます。

結婚年齢を引き上げる法律の成立のための活動

女の子の権利を守る活動に関わるきっかけになったのは、Because I am a Girlキャンペーンへの参加でした。彼らは、キャンペーンを通じて、グアテマラ国内で女の子が結婚できる年齢をこれまでの14歳(男の子は16歳)から18歳に引き上げる法改正を訴えました。

「13歳で結婚した私の友人は、すでに何人か子どもがいます。学校で一緒に遊んでいた友人がこうした状況にいるのを見るのはつらいです」。身近にいる女の子たちが置かれている状況をアリーダは、教えてくれました。

活動が実って、2015年8月に議会で承認された法律では、結婚可能な年齢が男女とも18歳に引き上げられました。しかし、女の子は16歳であっても裁判官の許可を得れば結婚が認められる抜け道があると彼らは指摘します。まだすべてが解決したわけではないのです。

地域に貢献するために大学進学を考えているアリーダ

地域に貢献するために大学進学を考えているアリーダ

早すぎる結婚のリスクについて理解が求められる大人たち

国連の統計では、グアテマラにおける出産の約4分の1は10代の母親によるもので、グアテマラはラテンアメリカで最も10代の出産割合が高い国に数えられます。子どもの結婚が禁止できれば、10代の女の子による妊娠、そして中途退学に歯止めをかけることができます。

早すぎる結婚の場合、歳が離れた男性と結婚させられることが多く、その結果、女の子は教育と多くの機会が奪われ、貧困から抜け出せないまま、家庭内暴力、性的暴力のリスクにさらされることになります。「若者たちは結婚の最低年齢が引き上げられたニュースを喜ばしく思っていますが、大人たちがそれを受け入れることはかなり大変です。彼らは私たちが若すぎて何も知らないと言います」とロージーは話しました。

大人たちへの啓発も必要と語るロージー

大人たちへの啓発も必要と語るロージー

世界保健機関によると、世界的に15~19歳の女の子の死因の2番目に妊娠・出産中の合併症があげられ、さらに、20代前半の女性に生まれた赤ちゃんに比べて、思春期の母親から生まれた赤ちゃんは、確実に高い死亡リスクにさらされると指摘されています。

課題はありますが、プランを通じて自己表現力を身につけ、地域の子どもたちに権利教育を行うまでに成長した彼女たちは今後の取り組みについても前向きです。マイラは、「私は法律改正のために署名を集めるなどの活動をしてきたので、新しい法律が成立してとてもうれしく、また誇りに思います」と話しました。アリーダもまた、「私はたくさん支援を受け、両親からも愛されてきました。私は今働いていますが、自分の地域を助けるために福祉を研究しようと大学進学を計画しています」と将来の希望を語りました。

女の子たちは早すぎる結婚がいつか過去のものとなるように、地域社会、学校、家族のなかでこの新しい法律を推し進めていく取り組みを今後も続けて行こうとしています。

法改正の活動に関われたことが誇りというマイラ

法改正の活動に関われたことが誇りというマイラ

女の子の権利のための活動に関わる仲間たち

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前向きで元気なエネルギーがいっぱい

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