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ユースが提言「広告とジェンダー」~ガールズ・リーダーシップ2019を実施~
ユースの活動レポート
女の子だから
(更新)
「Girl’s Leadership(ガールズ・リーダーシップ)~女の子が変える未来~」は、プラン・インターナショナルが「女の子の権利」や「女の子のエンパワーメント」の促進を国際社会に呼びかけるために、10月11日の国際ガールズ・デーにあわせて行うアクションです。プランとともに日ごろから活動している世界中の若者が、さまざまな地位にある人々に面会し、彼女たちが直面する課題やジェンダー平等にむけた改善策を伝え、社会を変革するための意見交換を行います。この取り組みは2016年からスタートし、2018年には70カ国で1000のアクションが行われました。
日本のユースが東京都を訪問(2018年)
ザンビアでは市長と面会(2018年)
今年は「映画や広告でのジェンダーの描かれ方」がテーマ
今年は、映画や広告といったメディアで、ジェンダー(社会的性別)がどのように描かれているかについて、世界20カ国で調査を行い、10月初旬に「世界ガールズ・リポート2019」でその結果を発表する予定です。日本のユースグループ※も参加し、人々のジェンダーの固定観念に日常的に見ている映画や広告が影響しているかどうかを調べ、日本での状況を報告書に含めました。 さらに日本のユースグループが、独自で日本国内の身近な広告でジェンダーがどのように描かれているか、広く同世代への意識調査を実施します。この2019年9月の1カ月間に行われる意識調査は、ユース自身が結果分析を行い、関係団体へ報告する予定です。
- ※プラン・ユースグループ
同世代や社会に国内外のジェンダー課題を発信し、意識啓発のイベントや事務局の事業方針へのアドバイジングを行うユース(15~24歳の若者)からなるグループ。さまざまな取り組みを通じて、ユースの声が反映される社会の実現を目指します。
日本のユースに事前トレーニングを実施
アクションや意識調査を行うにあたり、日本のユースを対象として、8月に外部講師を招いたトレーニングを行いました。外部講師として、アメリカに本社を置く広告代理店のジェイ・ウォルター・トンプソン・ジャパンの大橋久美子氏を迎え、広告表現におけるジェンダーの描かれ方についての考察や、世界の企業が広告を通じて、ジェンダー平等にむけた取り組みを推進している事例をご紹介いただきました。参加したユースたちは、国内外のさまざまな広告を見比べ、ジェンダー平等に配慮された内容になっているかを批判的に読み解く力や、イギリスが実施している「ジェンダーのステレオタイプを助長する表現を含んだ広告を禁止する規制」について講義を受けるなど、国内外の広告表現に関する取り組みを学びました。
大橋氏による講義
トレーニングの最後には、同世代のユースにむけた意識調査をするにあたり、調査の目的や質問項目を検討しました。調査結果を元に、「ジェンダーに配慮した広告にするためのチェックリスト」をユースの視点で作成します。国際ガールズ・デーに合わせて日本アドバタイザーズ協会ダイバーシティ委員会※の皆さまとの意見交換を行う予定です。
- ※日本アドバタイザーズ協会
日本で唯一の広告主による公益社団法人。企業・団体自らが共同して、広告活動の健全な発展のために貢献することを目的として活動しています。 - ※ダイバーシティ委員会参加企業
東レ、ワコール、味の素、NEC、NTTドコモ、オリンパス、サントリーコミュニケーションズ、資生堂ジャパン、東京海上日動火災保険、トヨタ自動車、ハウス食品、ポーラ、ライオン
トレーニングの様子
意識調査の結果とガールズ・リーダーシップの様子はアクション実施後に報告します。
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