「国際女性デー2022」に寄せて、理事長池上清子からのメッセージ

世界中で気候変動や格差の拡大などの危機的状況が増大するなか、プラン・インターナショナルは、差別と不当な扱いを受け、最も弱い立場に置かれている女の子たちに教育機会を提供することを、最優先課題として取り組んでいます。それは、教育が、女の子たちの自立を促し、自らの能力を総動員して問題を考えたり、行動したりする基礎になるからです。つまり、教育により習得する「課題を解決するための知識やスキル」が、持続可能な未来にむけ、前向きな変化をもたらすカギとなるのです。

現在の地球上の人口の半分は、女の子や女性です。女の子の権利の推進と擁護、ジェンダー平等の実現を果たすためには、女の子や女性の視点が取り込まれ、その声が反映されること、また彼女たちが意思決定のプロセスに参加することが重要です。それらが保障されてこそ、平和で包摂的な社会を築くうえでの公平性が担保されるのではないでしょうか。

ジェンダー平等で包摂的な社会の実現にむけて、この「国際女性デー」が、多くの女の子や女性たちの未来を変える一歩を後押しする機会となることを願っています。