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インドネシアの女の子たちに「児童婚」ではなく「教育」を

世界の各地から

女の子だから

更新)

インドネシア最南端の東ヌサ・トゥンガラ州では、依然として早すぎる結婚(児童婚)が後を絶ちません。プラン・インターナショナルは、女の子の教育継続を支援することで児童婚を減らしていく「未来の選択」プロジェクトを実施。活動に参加した女の子たちに見られた変化のストーリーをご紹介します。

なぜ、法律で禁じられている児童婚がなくならない?

インドネシアでは、2019年に児童婚を 防止するための法改正が行われました。結婚できる年齢がそれまでの「男性19歳以上、女性16歳以上」から、「男女ともに19歳以上」に引き上げられたのです。しかし、プランが活動する東ヌサ・トゥンガラ州では、結婚も含めた子どもの将来を親が決めることが一般的です。とりわけ農村地域では、女の子を早く結婚させる風習が根強く残っています。

児童婚の事例を話し合う女の子たち

児童婚の事例を話し合う女の子たち

児童婚が教育の機会を奪う現状

東ヌサ・トゥンガラ州に暮らす女の子たちは、地域の現状を次のように語ります。14歳のアストリさんは、「私が住む遠隔地の農村では、女の子が上級学校に進学するのはまれです」と述べています。また、16歳で高校1年生のチャンダさんは、周りの友人の多くが児童婚をさせられていることに触れ、「教育を受け続けることは、自分の夢を叶えるためだけでなく、児童婚に巻き込まれないようにするためにもとても大切です」と話します。

意見を述べるチャンダさん(中央)

意見を述べるチャンダさん(中央)

児童婚をなくすための「未来の選択」プロジェクト

プランはこの地域で、「未来の選択」プロジェクトを行っています。このプロジェクトは、一人でも多くの子どもたち、特に女の子たちが、結婚以外に将来の選択肢を広げることができるよう後押しするものです。
プロジェクトへの参加を通じ、地域の女の子や男の子たちは、児童婚による教育の中断が貧困の連鎖を生んでいること、早すぎる妊娠・出産が妊産婦や新生児の死亡率を高めることなどを学びました。また、自分の将来の目標や人生設計を考える機会も持ちました。

ゲームを通じ、学んだことをおさらい

ゲームを通じ、学んだことをおさらい

ボランティア指導員を務める26歳のルースさんは、活動の様子を次のように説明します。「私たちは、結婚や家庭を持つタイミングは自分で決められることや、性と生殖に関する健康と権利について教えています。また、薬物の使用など、危険な行動を避けるようアドバイスもしています」。

ボランティアのルースさん

ボランティアのルースさん

女の子たちが夢を描ける社会を目指して

チャンダさんは、プロジェクトに参加したことで芽生えた自分自身の変化について語ってくれました。「自己主張の仕方や、貯蓄の方法、妊娠や出産のしくみなど、さまざまなことを教わりました。人前で話すときにも自信が持てるようになりました」。また、アストリさんも、「ジャーナリストになるという夢にむかって努力する勇気と決意が持てるようになりました。活動を通じて新しい友だちもできました。何より、両親が児童婚の弊害を知り、私の夢を応援してくれるようになったことが一番嬉しいです」と話します。

写真:以前よりも自信を身につけたチャンダさん 

以前よりも自信を身につけたチャンダさん 

写真:将来の夢を語るアストリさん(中央)

将来の夢を語るアストリさん(中央)

「女の子が1年長く教育を受けると、将来得る収入が約11%増加する」というデータが示すように、教育の継続は確実に子どもたち、女の子たちの人生に変化をもたらします。長く続く児童婚の慣習を変えていくことは容易ではありませんが、プランは今後も一人でも多くの子どもたちが人生の選択肢を増やすことができるように、家族や地域社会に教育の大切さを訴えるとともに、さまざまな側面から子どもたちの教育継続を後押ししていきます。

写真:プラン・スポンサーシップ

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