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【おしえて!プラン】「社会的包摂(ソーシャル・インクルージョン)」を分かりやすく解説

お知らせ

(2021/08/03更新)

おしえて!プラン」は、プラン・インターナショナルの活動や報告に出てくる用語をわかりやすく説明するシリーズ記事です。

今回は「社会的包摂(ソーシャル・インクルージョン)」。ちょっと難しそうなこの言葉のもつ意味や背景について考えてみます。

クラスメートと楽しく遊ぶ、障がいのある女の子

Q.社会的包摂(ソーシャル・インクルージョン)とは?

A.「誰もが社会に参画する機会を持ち、排除されないこと」を指します。

「インクルージョン」を訳すと「包摂(ほうせつ)」。全体をまとめる、包み込むという意味を持ちます。

社会的包摂(ソーシャル・インクルージョン)とは、社会的に全体を包み込むこと、つまり誰も排除されず、全員が社会に参画する機会を持つことを意味します。
この考えは、持続可能な開発目標(SDGs)が大切にしている「誰一人取り残さない」という理念そのものです。

点字を学ぶ教師たち

点字を学ぶ教師たち

誰もが社会の大切な一員

女の子だから、外国人だから、障害があるから…。ジェンダーや人種、階級、民族、能力、障害などによって、社会参画をする機会が与えられなかったり、不当な差別を受けることがあってはなりません。
お互いに異なることを認め、受入れ、尊重されながら生きること。そして、すべての人々が生まれながらにもつ権利を十分に主張できる世界、これが「社会的包摂」の考え方です。

写真:ジェンダーと包摂に関するアートワーク(バンコク)

ジェンダーと包摂に関するアートワーク(バンコク)

「社会的排除」は他人事ではない

社会的包摂の反対語は「社会的排除」という言葉です。弱い立場に置かれた人は、教育・雇用・就業の機会が制限されたり、社会のなかでも少数派とみなされたりして必要な支援や制度が整備されず、社会的に受け入れられにくい(=排除されがち)という状況にあります。

しかし、誰もが自分事として「社会的排除」を考えなければなりません。なぜなら、ある日突然、社会的に排除されたり孤立したりすることは、全ての人に起こり得るためです。災害で被災者になる、事故で障害を負う、失業や健康不安を抱えるなど、その可能性を考えれば、決して他人事ではありません。

写真:プランが実施する「女の子のためのチャット相談」(日本)

プランが実施する「女の子のためのチャット相談」(日本)

「社会的包摂(ソーシャル・インクルージョン)」を実現するためには

1.まずは当事者の意見を聞く

不平等や差別は、長い時間をかけて社会に織り込まれており、気づかれないことが多いものです。社会的包摂の実現のために大切なのは、まずは当事者の意見を聞くこと。誰がどのような被害を被っているか、認識すべき問題はないかについて、周りの人が十分理解することが大切です。

写真:ディスカッションに参加した生徒たち(カメルーン)

ディスカッションに参加した生徒たち(カメルーン)

2.問題の本質を多角的に分析する

問題の解決に向けては、 「個人」「環境」「社会」という3つの視点で考えることが重要です。

例えば「南スーダン難民の女の子が学校へ行けない」という問題は…

【個人の問題】〇

女の子は意欲も学力も非常に高い

【環境の問題】×

紛争が長引いている南スーダンでは授業も満足に受けられない

【社会の問題】×

女の子はそこまで教育を受けなくてもいいという偏見がある

この場合、「環境」と「社会」をどう改善していくかを考える必要があります。

社会的包摂を目指すプランの活動

未来を担う子どもたちが、社会の問題や課題に気づき、それらを解決する意識を持つために大切なのが「教育」。子どもたちと共に活動するプランは、各国でさまざまな取り組みを行っています。

車いすでも通える子どもひろばの運営(ブルキナファソ)

車いすでも通える子どもひろばの運営(ブルキナファソ)
紛争などによって家を失った人々のためのキャンプに設置された子どもひろばは、障害のある子どもたちを受け入れています。

インクルーシブ教育のトレーニング(トーゴ)

インクルーシブ教育のトレーニング(トーゴ)
すべての生徒が通学しやすいようにスロープを設置したり、
教師に対して多様性を尊重する教育方法や手話・点字のトレーニングを行いました。

ジェンダーと社会的包摂に関するワークショップ(カメルーン)

ジェンダーと社会的包摂に関するワークショップ(カメルーン)
生徒たちは、社会の規範や伝統がジェンダー平等や社会的包摂、
リーダーシップの在り方などに与える影響を議論します。

ロヒンギャの若者への学習支援(バングラデシュ)

ロヒンギャの若者への学習支援(バングラデシュ)
難民キャンプには、一度も学校に通ったことのないロヒンギャの子どもや若者が多くいます。
プランは、若年層に対する学習支援を行っています。

障害者支援団体と協力した衛生用品の配布(ギニア)

障害者支援団体と協力した衛生用品の配布(ギニア)
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、障害者とその家族に衛生用品などを支給しました。

聴覚障害のある子どもたちのための災害対策(ネパール)

聴覚障害のある子どもたちのための災害対策(ネパール)
自然災害に備えて、避難地図や避難経路の作成、模擬訓練への参加など、
15人の聴覚障害のある生徒も一緒に取り組んでいます。

ジェンダー平等と包摂に取り組む組織として

プランは 「ジェンダー平等と包摂に関するグローバル・ポリシー」を掲げ、すべての職員が同じ価値感で活動することを目指しています。日本のプランでも全職員がジェンダー平等と包摂に関するオリエンテーションを受けるほか、研修を行って差別のない包摂的な環境づくり・意識づくりに取り組んでいます。
誰もがその権利を尊重され、持てる能力を発揮し、ともに参加できる社会の実現のために。プランはこれからも活動していきます。

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