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ジャーナリストになった元チャイルド、ヤヤさんの願い~ブルキナファソ~

世界の各地から

更新)

西アフリカの内陸国ブルキナファソで、プラン・スポンサーシップのチャイルドだったヤヤさん。今はジャーナリストとして活躍しています。プランの国統括事務所にヤヤさんを招き、今に至るまでのお話を聞きました。

チャイルドとして過ごした日々

ヤヤさんは、人に誕生日を聞かれると、1982年12月31日生まれと答えています。当時は出生登録が徹底しておらず、出生登録証に届けた日を誕生日とし、正確な日はわかりません。1980年代後半、ブルキナファソの中央北部地域にプラン・インターナショナルが建設した学校のひとつで、生徒として過ごしました。通っていた学校は今も地域の子どもたちが学んでいます。

写真:事務所を訪問したヤヤさん(中央)

事務所を訪問したヤヤさん(中央)

ヤヤさんは10歳のときにプラン・スポンサーシップに参加し、ジーナさんとマイクさんという若いカップルのスポンサーと交流しました。「ずっと彼らの写真を持っています。彼らが送ってくれた手紙やギフトなどは、故郷の村の家にとってあります」とヤヤさんは言います。

当時、ヤヤさんの両親がどれほど誇りに感じていたかも覚えています。「両親にとって、スポンサーができたことはうれしいことでした。遠くに暮らす人々が私たちのことを知って気にかけてくれる、私たちは幸せでした」

写真:スポンサーの写真を手にするヤヤさん

スポンサーの写真を手にするヤヤさん

子どもたちの学びを助けた手紙の交流

1979年から2018年まで、村の子どもたちの大多数である3000人の子どもたちが、チャイルドとなりプランの活動に参加しました。「コミュニティ・ボランティアは、私たちに手紙を読んで聞かせるために家から家へとまわりました。私たちはスポンサーからの手紙を読んで、夏や冬について学びました。手紙の交流は、読み書きを学ぶ助けになりました」とヤヤさんは振り返ります。

「コミュニティ・ボランティアは文字がまだ書けない私たちに代わって、私たちに質問をし、私たちが言ったことに基づいて、スポンサーへの返信の手紙を書きました。木々や動物の話をしました」と笑顔で話すヤヤさん。スポンサーたちが村を訪れると、村中が歌や踊りで祝ったこともよく覚えています。

写真:活動地域の村

活動地域の村

写真:木陰で休む家畜

木陰で休む家畜

民族の伝統から抜け出して

プランの支援がなかったら、その後も学校を続けることができただろうか、とヤヤさんは振り返ります。それは簡単なことではありませんでした。「私の父は学校に行ったことがありませんでしたが、教育の重要性を理解していました。父は私たち兄弟が学校へ通えるよう、多くの努力をしてくれましたが、私の兄たちは途中で学校をやめてしまいました。私たちフラニ民族は、伝統的に牛の牧畜をしていますが、私は伝統に抗いほかの職業につきました。そうでなければ、ずっと前に学校に行くのをやめたかもしれません」とヤヤさんは言います。

高校に入学したヤヤさんは、通学のため毎日12km歩きました。2年目に、高校の近くに引っ越し、プランが授業料を支援しました。「プランの支援がなければ、私は学校から退学させられたでしょう」と、ヤヤさんは思い返します。その数カ月後、プラン・スポンサーシップのチャイルドから卒業しました。

子どもたちへの支援が国の未来を開く

ヤヤさんは、留年することなく12年間の学校教育を終えました。卒業後は、すぐに地域に設立した分校の教員として採用されました。その後、2つの教職試験に合格し、首都の公立高校で研修を受けました。教育を受け教員としてのキャリアを経て、ヤヤさんは現在ジャーナリストとして、フラニ語のニュースを伝えるほか、全国に放送されるラジオ番組を制作しています。
「私の願いはただひとつ、プランに子どもたちをサポートし続けていただきたい。それは私たちの国にとって本当にプラスになることだからです。これまで以上に、子どもたちとの連帯を維持し続けることが重要です」とヤヤさんは言います。

写真:カメラに手を振る子どもたち

カメラに手を振る子どもたち

政情不安が高まるブルキナファソ

近年、政情不安な周辺国に囲まれたブルキナファソは、反政府勢力やテロ組織などが国境を越え往来するなど政情不安に陥り、武装集団による治安機関を標的とした襲撃などが発生しています。治安の悪化で避難したり家族を亡くしたりするなど、多くの市民が直接的な影響を受けており、ヤヤさんもそうした混乱により叔父を亡くしています。人口約2000万人のブルキナファソで、100万人以上が国内避難民としての生活を余儀なくされています。ヤヤさんの故郷の村も現在、周辺からの何百人もの避難民を受け入れています。

  • ※UNHCRウェブサイト:Sahel emergency

写真:避難民キャンプの「子どもひろば」で絵の授業を受ける女の子たち

避難民キャンプの「子どもひろば」で絵の授業を受ける女の子たち

ブルキナファソのプランでは、約4万9000人のチャイルドたちが各国のスポンサーと交流をしていますが、うち2000人近くのチャイルドたちは、武装グループの襲撃を逃れるため避難しています。プランは、危機下にあるチャイルドたちを注意深くサポートしていきます。

写真:プラン・スポンサーシップ

子どもを中心に、地域全体を支援する
プラン・スポンサーシップ支援に、ぜひご参加ください。

プラン・スポンサーシップ

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