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COP28の閉幕に際し国際NGOプラン・インターナショナルが声明を発表~気候正義とジェンダー公正を実現するためには、さらなる挑戦が必要

(2023年12月14日更新)

COP28の閉幕に際し国際NGOプラン・インターナショナルが声明を発表~ 
気候正義とジェンダー公正を実現するためには、さらなる挑戦が必要 
意志決定の場に、気候変動の最も大きな影響を受けている女の子やユース女性の参加を!

国際NGOプラン・インターナショナル(所在地:東京都世田谷区理事長:池上清子 以下、プラン)は、2023年12月13日の第28回気候変動枠組条約締約国会議(COP28)閉幕に際し発表された最終合意案を受け、声明を発表しました。COP28でなされた合意は、人類が正しい方向へ進むための貴重な一歩となりましたが、女の子と若者のための気候正義とジェンダー公正を確保するためには、さらなる挑戦が必要です。

プランは、COP28の協議において、人権の尊重・推進・配慮の重要性が強調されたことを歓迎します。損失と損害基金(Loss and Damage Fund)および、目標達成に向けた世界全体の進捗を5年ごとに評価する仕組みグローバル・ストックテイク(Global Stocktake)内に、ジェンダー平等、女性のエンパワーメント、世代間公平性、子どもの権利が盛り込まれたことは大きな前進です。清潔で健康的かつ持続可能な環境に関する権利、健康に対する権利、発展の権利が認められたことも、世代間の気候正義に対し世界全体で前向きに取り組むうえで重要なことです。

プラン・インターナショナル、戦略・エンゲージメント主席オフィサー、キャスリン・シャーウィンのコメント

「気候危機は、現在、そして未来の子どもや若者たち、とりわけ女の子やユース女性に深刻な影響を与えており、彼らを多くの危険にさらしています。『2030年までに対策を加速し化石燃料から脱却すること』はスタートであり、それだけでは十分ではありません。女の子たちの生活は、気候危機によって壊滅的な打撃を受けています。国際社会は、気候危機が女の子やユース女性にもたらしている不平等な影響を認識しつつ、世界の子どもや若者たちに真の変化をもたらす解決策を提供するためには、はるかに大きな挑戦をする必要があります。化石燃料の段階的な廃止に対する確固たる取り決めがなければ、すでに気候危機の矢面に立たされている世界で最も弱い立場にある人々の期待を裏切ることになってしまいます。また、気候変動資金を提供するスケジュールとプロセスを明確にすることも重要です」

COP28

写真:気候教育を通じて、女の子たちは気候危機に対峙するために必要な能力を身につけることができます。

気候教育を通じて、女の子たちは気候危機に対峙するために必要な能力を身につけることができます。

気候教育の重要性

COP28では、気候行動を後押しするための教育の推進も呼びかけています。しかし、今回の声明には、子どもたちに対する約束や、女の子やユース女性特有のニーズへの取り組みへの言及がありません。また、資金や実施に向けた手段が定義されていないことも問題です。

COP28にプラン・インターナショナルのユース代表として参加したインドネシアのエイプリルのコメント

「女の子たちは気候変動の最前線にいます。私たちは、率先して自分たちが必要としている具体的な事柄の解決策を提示しています。COP28における声明が、『気候教育を拡大し、気候変動に対峙するために必要な知識、技能、価値観、態度を人々、特に子どもや若者たちに与えるための各国の努力を後押しする』ことに言及していることを嬉しく思います。しかし、これだけでは十分ではありません。女の子とユース女性を包含し、女の子ならではの知識と主体性を認識したうえでコミットするためには、気候教育へのさらなる投資が必要です」

女の子たちを意志決定の場に!

各国政府には、損失と損害に対処するために十分な資金を拠出することが緊急に求められています。女の子やユース女性たちは、ジェンダーに基づく暴力や早すぎる結婚や強制結婚、無償ケア労働といった負担の増加により、家屋や生計手段、教育や保健サービスへの機会を失うなど、不平等な損失と損害を被っています。
プランは、COP28において、損失と損害基金の措置決定の際に、若者を含むステークホルダーとの協議の場を設けるために参加の機会を約束したことを歓迎します。しかしながら、気候に関する意思決定に際し、女の子やユース女性が、多様な形で有意義に参加する包摂性の確保のために、さらに多くのことがなされる必要があります。

プラン・インターナショナルは引き続き、子どもや若者たち、特に女の子や若い女性たちと連帯し、気候変動の交渉における核心的な懸念を提起し、明確な約束、スケジュールの遵守や効果的な資金活用を促していきます。また、COP28での進展を土台にして、気候危機の最も大きな影響を受けている子どもたちのために、有意義な気候行動につなげられるよう活動し続けます。

プラン・インターナショナルは、女の子が本来持つ力を引き出すことで地域社会に前向きな変化をもたらし、世界が直面している課題の解決に取り組む国際NGOです。世界75カ国以上で活動。世界規模のネットワークと長年の経験に基づく豊富な知見で、弱い立場に置かれがちな女の子が尊重され、自分の人生を主体的に選択することができる世界の実現に取り組んでいます。

このリリースに関するお問い合わせ

公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパン
広報担当 平田
TEL:080-1017-4200
E-mail:press@plan-international.jp

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