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【開催報告】プラン・インターナショナル、国際女性デー「すべての女性が自由に生きる!」映画&トークイベントを実施

(2026年03月17日更新)

~モデル・柴田紗希さん、ラジオパーソナリティ・長井優希乃さん
自分の感情を大切に行動し、「小さな社会」から未来をつくる~

写真:トークイベントの様子

国際NGOプラン・インターナショナル(所在地:東京都世田谷区、理事長:池上清子、以下プラン) は、国際女性デーにあわせて「すべての女性が自由に生きる!」をテーマにイベントを開催しました。
当日は、インドのドキュメンタリー映画『タクシードライバーの私』の上映に続き、ラジオパーソナリティの長井優希乃さん、モデルの柴田紗希さんをゲストに迎え、プラン職員の石丸とともにトークイベントを実施。会場には40名以上が来場し、イベントの様子はInstagramでもライブ配信しました。

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映画とトークを通して見つめる「世界の女性たちのリアル」

トークセッションではまず、長井さんが映画の舞台であるインド・ニューデリーでの滞在経験を紹介。主人公の女性が、伝統的な「理想のインド女性像」に縛られ葛藤する現実について、インドで出会った女性たちの話を交えながら語りました。
柴田さんは、ラオスで出会った女性たちの力強く働く姿を紹介。「日本とは異なる豊かさを感じた。その気づきを自分の生活に生かしていきたい」と話しました。

石丸職員は、ベトナムの少数民族が多く暮らす地域で、女の子たちが「14歳で結婚、15歳で出産」を期待されてしまう現状を紹介。一方で、プランの支援により結婚ではなく職業訓練に参加する女性が増えるなど、変化も生まれていると報告しました。

写真:ジェンダー平等トレーニングを受けるベトナムの少数民族の女性たち

ジェンダー平等トレーニングを受けるベトナムの少数民族の女性たち

象徴的な事例として、ベトナム山間部での養蜂トレーニングを紹介。当初は「女性は蜂を怖がるもの」という固定観念から参加者の多くが男性でしたが、ある女性の勇気ある参加をきっかけに状況が変化し、3年目には参加者の約半数が女性になったと説明しました。
また、プランは技術指導に加え、ジェンダー平等トレーニングを実施し、「女性が収入を得る権利」や家庭内の役割分担(父親・母親の役割は分けるべきかなど)を対話しながら学ぶ場を設け、参加者の意識と関係性の変化につなげていると述べました。

価値観の異なる問いかけにどう向き合う?──対話のコツ

話題は日本社会にも広がり、性別による「生きづらさ」について率直な意見が交わされました。
長井さんから「結婚していない女性が“一人前ではない”と見られたり、『子どもは産まないの?』と言われたりする場面がある」との問いかけに対し、石丸さんは、「日本は周囲の目線からつくられた“基準”を気にしやすい面があると思う」とコメント。友人との会話や自分に向けられる言葉の中で、「そこまで気にするのかと驚く場面もあった」と語り、地域や家庭による慣習の違いが根強く残ることから、「日本は広く、その分だけ価値観も多様だとあらためて感じている」と述べました。
柴田さんは、「心の自由を大切にしているので、普段の世界では性別役割をあまり意識しない」としつつ、「実家に帰ると自然と周りに合わせることもある。悩んでいる方がたくさんいることも想像できる」と、寄り添う姿勢を示しました。

また、長井さんからは「女性だけでなく、男性も“男は稼がなければ” “泣いてはいけない”といったジェンダーの期待に苦しさを抱えることがある」という指摘も共有され、それを受け、柴田さんはフィギュアスケート・ペアの木原選手がオリンピックで涙を見せた場面を例に挙げながら、「男性が涙を見せる姿が、“泣いてもいいんだ”というメッセージとして受け止められ、世の中の男性たちにとっても良い影響があったと思う」と伝えました。

さらに、親戚や友人など身近な相手から価値観を押しつけられた際の向き合い方として、「『どうしてそう思うの?』と、“なぜ?”を重ねて聞いていくと、相手も立ち止まって考えてくれることがある」
「『私は今、とても幸せだよ』と自分の気持ちをまっすぐ伝えることが、心配や決めつけをほどくきっかけになることもある」といった、日常で実践できるコミュニケーションの工夫も紹介されました。

参加者との対話から生まれたメッセージ

質疑応答では、「弱い立場の人たちが生きやすい社会をつくるために何ができるか」という質問に対し、

長井さんは
「一人で構造に立ち向かうのはつらい。だからこそ、誰かとつながることが大切」と回答。

石丸職員は、
「何から始めればいいかわからないときは、まず知ることから行動が広がる」 と伝えました。

柴田さんは、
「自分を大切にすることが、周りへも波及し、世界平和につながると信じている」と話し、来場者もうなずきながら耳を傾けていました。

さらに「ジェンダーギャップに敏感でない人へどう伝えるか」という質問には、自身のセクハラ被害の体験を紹介。「怒りを一度受け止め、冷静に向き合うことで、相手と対話できた」と語り、感情を大切にしながら行動につなげる姿勢に、参加者から共感の声が寄せられました。

「小さな社会」から未来をつくる

イベントの最後には、長井さんが
「今日は、女性だけでなく“人としてどんな社会をつくりたいか”を考える時間だった。自分の視点を他人とやり取りすること。自分の感情を大切にしながら、“小さな社会”をつくり、大きな社会につなげていくことが重要だと感じた」とまとめ、会場全体が温かい空気に包まれました。

写真:登壇者の皆様と記念撮影

企業協力

  • 第一園芸株式会社
  • 株式会社ヴォークス・トレーディング
  • NAOS JAPAN株式会社

国際NGOプラン・インターナショナルは、誰もが平等で公正な世界を実現するために、子どもや若者、さまざまなステークホルダーとともに世界80カ国以上で活動しています。子どもや女の子たちが直面している不平等を生む原因を明らかにし、その解決にむけ取り組んでいます。子どもたちが生まれてから大人になるまで寄り添い、自らの力で困難や逆境を乗り越えることができるよう支援します。

このリリースに関するお問い合わせ

公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパン
PR/コミュニケーション 鳥飼
TEL:090-4518-9719
E-mail:Namiki.Torikai@plan-international.jp

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