(2025年03月27日更新)
給食運営に欠かせない学校菜園
プラン・インターナショナルは、2021年4月からカンボジアのシェムリアップ州で、「地域主導型の小学校給食」プロジェクトを実施しています。
学校給食を安定して運営するには、安全な水と衛生的な環境が欠かせません。そこでプランは、地方行政や学校と連携し、定期的に啓発イベントを開催しています。カンボジア政府が11月に定めている「衛生デー」での活動も、その取り組みのひとつです。
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カンボジアの「衛生デー」に啓発イベントを実施
衛生デーの様子。校庭に集合し、屋外で開催
2024年11月3日、プロジェクト対象の97校でカンボジア衛生デーの行事を実施しました。
今回は、シェムリアップ州がようやく屋外排泄ゼロを達成した州として農村開発省に認められたお祝いのイベントでもありました。カンボジア政府は2025年に屋外排泄を根絶させることを国家目標として掲げており、衛生設備の整備や衛生習慣の啓発活動に力を入れています。プランのプロジェクトにも教育スポーツ省や農村開発省の行政官が参加し、平日の授業時間を活用してイベントを実施することへの理解が浸透してきています。
この日は、全学校の合計1万3,885人がイベントに参加しました。校長先生のスピーチや手洗い指導を含む衛生関連の発表の後、皆で学校周辺や幹線道路沿いでごみ拾いを行い、地域の衛生環境改善に取り組みました。
イベント後の調査では、参加者の95%が手洗いの仕方を習得し、75%が安全な飲み水の保管方法を理解した一方、トイレで用を足すことがもたらす変化を理解している人は60%に留まりました。現在、地域に暮らす多くの世帯が既存のトイレを改善していく途上にあります。今後、より多くの人々が適切なトイレを使い、それによる変化を身をもって経験していくことでしょう。プランはこれからも地道な啓発活動を続けていきます。

学校の敷地外で路上のごみ拾いをスタート

男女別、障害のある生徒のためのスロープがついた新しいトイレ
学校給食運営のトレーニングも順調に進行中
プロジェクトはまもなく5年目に入ります。前年度は、25校が米や豆、魚の缶詰などの食材の支給を受けることなく、自力で食材を調達する形での給食運営を開始しました。
地域内での連携が進んだことで給食の質も向上しています。現在は177校が給食に関わる調理係や倉庫係、学校の担当教師たちを対象とした自立に向けたトレーニングに参加し、全202校で学校菜園の運営、水と衛生に関する知識の向上、ジェンダー平等の促進などの活動を継続しています。
給食運営を通して育まれる生徒の自主性
給食の自主運営を進めている学校では、学校関係者が自ら食材を調達しています。そのため、給食の献立も自分たちで考えるようになりました。
当初、献立は学校教師や調理係、倉庫係など大人が話し合って決めていましたが、学校関係者や地元の教育行政官とプランとの話し合いの結果、今年度からは生徒主導で決めることになりました。
これは、生徒が好む献立の給食を取り入れることでたくさん食べてもらうこと、加えて大人の前で意見を述べる経験を通して自主性を育むことの二つが目的です。


毎月の献立検討会議の様子。来月の給食をどんな献立にするか皆で考えます
現地の声
サリーさん(教師)
給食について話し合う会議に生徒会のメンバーが参加するようになってから、生徒たちが中心となって献立を決めています。生徒たちは給食を以前にも増してよく食べるようになりました。
6年生の女の子
献立を決める会議に出て先生たちと一緒に議論するのが好きです。毎日学校で美味しい食事がとれるのは本当に幸せです。
6年生の男の子
給食の会議に毎月出席するのが楽しみです。会議に出ない級友からの意見や提案も発表しています。
学校菜園での算数の授業の様子
このプロジェクトの大きな特長は、生徒の役割がとても大きいことです。献立づくりの他にも、大切な食材を学校菜園で育てて収穫したり、高学年の生徒が日々の給食当番や手洗い場の管理を担当したりと、さまざまな役割を担っています。
現在、約80校の生徒たちが、「Gift of Hope~ギフト・オブ・ホープ~」キャンペーンでいただいたご寄付による、農作業に使う道具と野菜の苗の到着を心待ちにしています。次回は、それらを使った学校菜園での様子をお届けいたします。
- ※このプロジェクトは、国連世界食糧計画(WFP)などと共同で実施しています。
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