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ベトナムで「早すぎる結婚の防止」プロジェクトを開始しました

(2025年07月01日更新)

写真:早すぎる結婚の防止」プロジェクト(ベトナム)

2025年6月から、ベトナムにおける「早すぎる結婚の防止」プロジェクトの寄付募集が始まりました。
ベトナムの農村部では、特に少数民族の間で18歳未満での早すぎる結婚(児童婚)が依然として高い割合を占めています。プロジェクトを通じ、学校や家庭で児童婚の弊害を伝えるトレーニングと啓発活動を実施し、女の子が自ら将来を選択できる環境づくりを目指します。

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プロジェクト紹介

プロジェクトの対象地域である北部のティエンクアン省やライチャウ省において、この地域に多く住むモン族が18歳未満で結婚する割合は51.5%※1と国内で最も高い数字となっています。さらに、18歳未満の女性の出産件数も全国平均の2.5倍※2に達しています。

写真:プロジェクト対象地域の女の子たち

プロジェクト対象地域の女の子たち

幼い年齢で結婚した女の子は、家庭内での発言権の欠如や出産による健康被害など多くの困難に直面します。一方で、性と生殖に関する話題は依然としてタブー視されており、適切な教育や支援が不足しています。このプロジェクトでは、小中学校に通う女の子と男の子、教師、保護者を対象にトレーニングや意識啓発活動の実施を支援することにより、児童婚の弊害に関する理解を深め、女の子が自らの意思で人生の選択ができるようになることを目指します。

写真:既存の寄宿舎

既存の寄宿舎

写真:狭い寄宿舎内の様子

狭い寄宿舎内の様子

プロジェクト担当者の声

日本:プログラム部 
水上友理恵

写真:水上職員

ベトナムの山岳地域では、少数民族の子どもたちが多く暮らしています。このような地域では、通学に数時間かかることもあり、多くの子どもたちは小学生のうちから親元を離れ、寮で暮らしています。また、教師が少数民族の言語を話せないこともしばしばです。児童婚を含め、性と生殖に関する健康と権利(SRHR)について、話すこと自体がタブーとなっているほか、カリキュラムの整備、教員研修や教材配布の機会も限られており、子どもたちは、正しい知識を身に着ける機会もなく、大人にも相談できずに、望まない妊娠や結婚を強いられてしまいます。幼い妻は教育の機会、さらには経済的自立の機会も奪われがちです。また早すぎる妊娠は女の子の心と身体に大きな負担となります。こうした弊害を知る機会がないまま、子どもたちが駆け落ちや無理心中を図ることもあり、SNSを通じた人身売買(人身取引)や強制的な児童婚に巻き込まれるリスクも近年高まっています。

写真:プロジェクト開始会議で理想の校舎について発表する子どもたち(ティエンクアン省)

プロジェクト開始会議で理想の校舎について発表する子どもたち(ティエンクアン省)

このプロジェクトでは、児童婚の弊害を含むSRHR教育の推進、生徒クラブを通じた子どもたち、保護者への意識啓発に加え、子どもたちが安心して学び、暮らせるよう、学生寮や保健室、水衛生設備の整備にも力を入れています。少数民族の女の子たちを含むすべての子どもたちが、自分の人生を自分で選べる社会を目指して。皆さまのお力添えをお願いいたします。ベトナム駐在員として、心を込めて、この取り組みを進めてまいります。

ベトナム:ティエンクアン省 
プロジェクト・オフィサー ディン・ビエン・ホア

写真:ベトナム:ティエンクアン省 プロジェクト・オフィサー ディン・ビエン・ホア

プロジェクトの対象地域は、交通の便が悪く、啓発活動や支援が行き届きにくい険しい山岳地帯です。少数民族の多くの家庭では、娘を早く結婚させることが重要視されており、経済的な負担の軽減にもつながると信じられています。学校の数も不足しており、特に生徒のための寄宿舎が足りません。
教育の質も十分に担保されず、卒業後の就職機会も限られているため、多くの子どもたちが途中で学校を辞め、働くか結婚する道を選ばざるを得ないのが現状です。地元政府や地域の人々も児童婚がもたらす深刻な影響に気づいており、プロジェクトにも協力的です。私たちは、このプロジェクトが必ず成果を上げられると信じています。

本プロジェクトを支えてくださる支援者の皆さまに、心より感謝申し上げます。

ライチャウ省:
プロジェクト・オフィサー グエン・テ・フン

写真:ライチャウ省:プロジェクト・オフィサー グエン・テ・フン

プロジェクト対象地域では、児童婚は今も深刻な課題です。児童婚による中途退学、貧困の連鎖、早すぎる妊娠・出産による女の子の健康リスクの増大など、子どもたちに大きな影響があります。このプロジェクトでは、子どもたちが安心・安全に学べる寄宿舎の環境の整備、生徒や教師への性と生殖に関する健康と権利の研修・啓発活動、地域全体を巻き込んだ行動変容のためのコミュニケーション活動を通じて、社会全体で児童婚を減らしていくことを目指します。このプロジェクトは、まさに地域にとって解決が必要な課題に焦点を当てており、地元政府だけでなく地域住民からの関心と支援も大変大きいものです。

このプロジェクトが開始できたのも、日ごろから支援くださる皆さまのおかげです。
私たちは目標達成に向けて、誠実に、そして全力で取り組んでまいります。

「早すぎる結婚の防止」プロジェクトへの支援を受けつけています

実施地域 :

【ベトナム】ティエンクアン省、ライチャウ省※3

活動内容 :

  • 寄宿舎の建設および修繕(6校)
  • 生徒主体型教育や包括的性教育、スクールカウンセリングに関する教師の能力強化トレーニング(教師約950人)
  • 小学生を対象とした包括的性教育の教材開発
  • 包括的性教育の実施(子ども2万3,418人)
  • 保護者を対象とした意識啓発イベント(大人約9,360人)
  • 生徒主体のイベントの実施や情報発信

対象者 :

子ども、教師、保護者、行政職員、地域住民など 約3万4,000人

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