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ボランティアの定義とは?4つの原則とボランティア活動の例

(2023年06月21日更新)

皆さんはボランティアという言葉を耳にしたり、実際に活動したりしたことはありますか?身近な場所や、自然災害の被災地、国際協力の現場など、世界中で多くの人々がボランティアとして活躍しています。

このボランティアという言葉は、英語の「volunteer」から生まれました。その語源はラテン語で、「volo(ウォロ)自ら〜する」や「voluntas(ウォランタス)意志」といわれています。日本では無償の「奉仕活動」と捉えられがちですが、本来の意味は「自発的な意志による行動」を指します。この記事ではボランティアが指す具体的な活動内容や、ボランティア活動の始め方について紹介します。

ボランティアの定義と4つの原則について

日本では無償の「奉仕活動」と捉えられがちなボランティアですが、本来はどう定義されているのでしょうか。その定義と原則を見ていきましょう。

ボランティア活動は、厚生労働省および文部科学省では次のように定義されています。

写真国内避難民に生理用品キットを渡すボランティア(ソマリア)

国内避難民に生理用品キットを渡すボランティア(ソマリア)

  • 自発的な意志に基づく自主的な活動であり、活動者個人の自己実現への欲求が充足されるだけでなく、その活動の広がりによって、さまざまな構成員がともに支え合い、地域社会づくりが進むなど、大きな意義を持っている。
  • 自発的な意志に基づき他人や社会に貢献する行為。※2
  • 仕事、学業とは別に地域や社会のために時間や労力、知識、技能などを提供する活動。※3

【出典】

  1. ※1 「ボランティア活動」(厚生労働省)「ボランティアとNPO・NGO」(JICA国際協力機構)
  2. ※2 「ボランティアについて」(厚生労働省)「ボランティア活動・市民活動とは」(全国社会福祉協議会地域福祉部)
  3. ※3 「既存調査の概要」(文部科学省)

ボランティア活動の根本となる4つの原則

実際にボランティア活動を行うにあたって、4原則といわれる誰もが心がけるべき重要なポイントがあります。

自主性、自発性
ボランティアはその語源にあるように、誰かに強制されたり、義務で行ったりするものではなく、自ら進んで行動することを意味しています。自分のその活動を「やりたい」という気持ちが何よりも大切になります。
無償性
報酬や賃金を得ることが目的ではないため、ボランティア活動に対する見返りを求めないことが原則です。ただし、交通費や実費、さらにはそれ以上の金銭を得る活動を「有償ボランティア」と呼ぶ例もあります。
社会性、連帯性
一般的に活動の多くが他の人々と一緒に行うものです。多くの人と交流できる社会性や、それらの人々を尊重し、協力し、ともに支え合う連帯性が必要となります。また行動を通して、それらを前向きに学ぶことが求められます。
先駆性、創造性
従来のやり方や考え方、もしくは自分自身の考えに捉われず、新しいやり方や考え方を受け入れ、広い視野を持って何が必要なのかを考え、実施することも大切です。

ボランティア活動の具体例

では、具体的にはどのような活動があるのでしょう。全国の自治体に加え、多くの団体や学校などを通じて、あらゆる種類の活動があります。

写真:子どもひろばの子どもたちとボランティア(ミャンマー)

子どもひろばの子どもたちとボランティア(ミャンマー)

高齢者、障害者のサポート

日本は高齢者の人口が増え、介護を行う人手が不足しています。地域の高齢者や障害者施設を訪問して、話し相手になったり、レクリエーションを実施したりするなど、施設職員と協力して利用者のために行います。そのほかに、買い物や調理、外出や朗読、音訳など一人ひとりの困りごとや要望を聞いて、ニーズに合ったサポートもします。

子育てや教育のサポート

核家族化や共働き家庭が当たり前となった昨今では、親だけで育児や家事を日々こなすことが難しい場合もあります。子育て経験者が育児や家事をサポートしたり、子どもの学習や児童館、野外活動などを行ったりするボランティアもあります。

地域貢献活動

自分が住んでいる地域のゴミ拾いのほかに、海岸や山などの自然環境美化のための清掃活動は、多くの人々が実際に参加したこともあるはずです。また、通学路や地域のパトロール活動や自主防災組織などの安全・安心なまちづくりをする活動には多くの高齢者も参加しています。

被災地や被災者への支援

日本では東日本大震災や熊本地震などの地震や豪雨災害など、毎年のように自然災害が起きています。その度に多くのボランティアが活動し、被災地を支援している様子を皆さんもご覧になっていると思います。自然災害が発生したときに被災地で担うさまざまな活動を、「災害ボランティアとよびます。被災地のがれき撤去・分別などの片付けなどを行う重労働から、被災者への炊き出しや物資の仕分けなど被災地と被災者を支援するための多くの作業があります。

写真:ボランティアが子どもたちを見守る東日本大震災の被災地の子どもひろば(日本)

ボランティアが子どもたちを見守る東日本大震災の被災地の子どもひろば(日本)

国際協力・交流

国際協力は世界で起きているあらゆる課題やリスクに対する支援を行うもので、その多くが東南アジアやアフリカ、中南米などの途上国での活動です。子どもや難民支援、動植物の環境保護や災害・教育・医療・食料支援など多岐にわたります。また海外だけでなく、日本国内にいる外国人の支援や交流もこれにあたります。

参加可能なボランティア活動の探し方

ボランティア活動に参加するには、時間的にも距離的にも無理なく、興味のある分野で探すことが大切です。では、自分に合った活動をどう探せばいいのか、いくつかの方法をご紹介します。

写真:早すぎる結婚の弊害の意識啓発をするボランティア(ネパール)

早すぎる結婚の弊害の意識啓発をするボランティア(ネパール)

ボランティア募集サイトを利用する

全国各地の自治体、団体や企業など、多くの組織がボランティアを募集しています。企業も自社の利益の追求だけではなく、地域社会への貢献を目的としてさまざまな分野での支援をしており、社内だけでなく社外ボランティアを募集することもあります。各サイトで募集していることが多いので活動の種類や期間、場所などから探すことができます。

自治体のボランティアセンターを利用する

各自治体には地域のボランティア募集に関する情報提供や、ボランティア参加についての相談窓口があり、ボランティアコーディネーターがあなたに合った活動を紹介してくれる場合もあります。自分と関わりの深い地域への支援に興味がある場合は、その自治体にまず問い合わせてみましょう。

令和6年能登半島地震のボランティア活動をお考えの方

以下の情報などをご参考ください。

ちょっとした温かい気持ちが、誰かの大きな助けに

寄付はボランティアと同じく誰かをサポートできる行為

ボランティア活動は、自分の時間や労力を費やすため、いつでもできるものではないかもしれません。しかしその活動によって、誰かを助けたり、社会に貢献したりと多くの達成感や充実感を味わうことにもなります。そこから多くを学び、誰かと知り合うことで自分自身の世界が広がることにもつながるでしょう

写真:保健センターで赤ちゃんの体重測定をするボランティア(ウガンダ)

保健センターで赤ちゃんの体重測定をするボランティア(ウガンダ)

ボランティア活動に参加することが難しいという場合は、活動内容に賛同できる団体への寄付やイベントへの参加、課題への理解を深めることなど、間接的なアクションで貢献することもできます

プラン・インターナショナルは、女の子や子どもたちをあらゆるリスクから守る支援や、紛争や自然災害による緊急支援など、さまざまな活動をしています。私たち一人ひとりのちょっとした温かい気持ちや行動が、子どもたちの未来や可能性を広げる大きな助けになります。

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国際NGOプラン・インターナショナルは、誰もが平等で公正な世界を実現するために、子どもや若者、さまざまなステークホルダーとともに活動しています。子どもや女の子たちが直面している不平等を生む原因を明らかにし、その解決にむけ取り組んでいます。子どもたちが生まれてから大人になるまで寄り添い、自らの力で困難や逆境を乗り越えることができるよう支援します。

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