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タイは、東南アジアの中央に位置する王国で、ミャンマー、ラオス、カンボジア、マレーシアと国境を接しています。農村部に暮らす人々が多い一方、経済発展や雇用機会を求めて地方から都市部への移住が進んでいます。北部の山岳地帯には多様な少数民族が暮らし、それぞれの文化や言語が受け継がれています。仏教は人々の生活や価値観に深く根づき、寺院は信仰の場であると同時に地域社会の中心的な役割も担っています。

基本データ

首都
バンコク
面積
51万4,000km2(日本の約1.4倍)
人口
6,609万人(2022年、タイ内務省)
言語
タイ語
宗教
仏教 94%、イスラム教 5%

※ 出典:外務省ウェブサイト

タイの歴史・社会情勢

タイは東南アジアのインドシナ半島中央部に位置し、植民地支配を受けず独立を維持してきた王国です。13世紀のスコータイ王朝に始まり、アユタヤ王朝を経て近代国家へと発展しました。1932年に立憲君主制へ移行して以降、軍部と文民政治の緊張関係が続いています。仏教は社会や価値観の基盤として人々の生活に深く根づき、近年は都市化や経済成長の一方で、民主化や格差、表現の自由をめぐる議論が活発化しています。

タイの宗教

タイでは上座部仏教が社会と文化の基盤となり、寺院は信仰の場であると同時に教育や地域活動の中心として機能しています。人々は功徳を重んじ、仏教の教えは祭りや生活習慣、価値観に深く反映されています。一方で精霊信仰やヒンドゥー的要素、イスラム教などの少数宗教も共存し、伝統行事や食文化、礼儀を重んじる国民性に多様性をもたらしています。

タイが抱える問題

  • 子どもを守る制度と法の実効性が十分でないこと

    タイでは、子どもや若者を育児放棄、虐待、搾取、暴力から守る法制度が十分に機能していない地域があります。特に女の子は家事労働や性的搾取などのリスクにさらされやすく、脆弱な立場にある子どもほど支援につながりにくい状況です。

  • 貧困と教育機会の格差が将来の選択肢を狭めていること

    乳幼児保育から中等教育までの教育機会に地域差があり、家計の不安定さが子どもの就学継続を妨げています。特に貧困家庭の女の子は、早すぎる結婚(児童婚)や出産を選ばざるを得ず、貧困の連鎖に陥りやすい状況があります。

  • 青少年が性と健康に関する正確な情報を得にくいこと

    HIVやエイズ、望まない妊娠から身を守るための正確な情報や、若者が安心して利用できる保健サービスが十分とは言えません。性に関する知識不足は、健康だけでなく教育や将来設計にも影響を及ぼしています。

  • 気候変動や自然災害に弱い地域が多いこと

    洪水や干ばつなどの自然災害により、生活基盤を脅かされる地域が多くあります。特に子どもや貧困層は影響を受けやすく、災害リスクへの備えや地域全体の対応力強化が重要な課題となっています。

プラン・インターナショナルの取り組み

  • 1.子どもの保護の促進

    出生登録の推進や、地域に根ざした子ども保護の仕組みづくりを進めています。あわせて、子どもの権利を守る法律が適切に運用されるよう支援し、特に女の子が暴力や搾取の被害に遭いやすい状況も踏まえながら、緊急時にも子どもが安全に守られる体制の強化に取り組んでいます。

  • 2.教育と家計の安定の確保

    乳幼児保育や初等教育の質向上に加え、若者への職業訓練やライフスキル教育を実施しています。女の子をはじめとする子どもたちへの奨学金支給や金融サービス支援を通じ、家庭の経済的安定と教育継続を後押ししています。

  • 3.HIVとエイズから身を守る

    子どもや若者が正しい知識を身につけ、自らの健康を守れるよう、包括的な性教育を推進しています。あわせて、女の子や若い女性が望まない妊娠や感染症のリスクに直面しやすい状況を踏まえ、利用しやすく質の高い性と生殖に関する保健サービスへのアクセス向上を支援しています。

  • 4.コミュニティの能力強化

    地域の市民組織や行政と協力し、災害リスク管理を含む子ども中心の地域開発を支援しています。弱い立場にある子どもたちが、長期的に安心して暮らせる地域づくりを進めています。

タイでの活動

タイでの活動一覧

プラン・インターナショナルのデータ

活動開始年
1985年
現地事務所
統括事務所:バンコク

※2026年1月現在

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