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【経過報告】「少数民族の女性たちの収入アップ」プロジェクト~バングラデシュ~
ガールズ・プロジェクト
バングラデシュ
(更新)
ガールズ・プロジェクト2019年度活動報告
背景
ベンガル湾に面したボルグナ県では、少数民族の伝統的な慣習として女性が家計のおもな担い手である世帯が多く、農業など限られた生計手段のなか、わずかな収入で暮らしています。そのため、サイクロン、洪水、高潮などの自然災害に備えることも被害を乗り越えることもできず、さらなる貧困に陥るという負の連鎖が続いています。プラン・インターナショナルの現在までの活動の進捗をご報告します。
活動のハイライト
活動内容
3年プロジェクトの2年目の今期は、起業のためのトレーニングや農業、縫製、食品加工、コンピューターなどの職業訓練を実施し、1640人の女性が起業や農業に必要な資材購入のための補助金を得てビジネスを開始しました。小規模金融機関で預金もできるようになり、女性たちは自信を持つようになっています。このような女性たちの姿を見た家族の男性は、女性たちのビジネスに協力をしたり、家事・育児に積極的に関わるようになりました。また、支援対象の女性たちによるグループが実施したミーティングで出生登録や早すぎる結婚について学んだことにより、状況が改善される兆しが見えてきています。
おもな活動の成果
地域 | ボルグナ活動地域 |
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期間 | 3年(2017年07月~2020年06月) |
2019年度 おもな支援内容と対象 |
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関連リンク
現地の声
ジョナキさん(右)、35歳、トレーニング受講者
「私は、溶接技術を学ぶ6カ月間のトレーニングに参加しました。バングラデシュでは、溶接の仕事は男性の仕事と考えられています。最初はほかのトレーニング参加者や講師は私を笑って見ていましたが、溶接工である夫からも学びながら技術を身につけ、今は夫と一緒に働いています。働き始めて気づいたことは、仕事の技術を身につければ自分で稼げるようになり、財産を管理できるようになれば私の家族をはじめ皆が私の存在を認め尊敬するようになるということです。私たちの家計の状況は以前よりよくなり、今までのように2人の子どもが経済的に困ることはありません。私の夢は、大きい店を開き、自分の名前が刻まれた鉄の家具を売ることです」