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【経過報告】「栄養不良の子どもの食料支援」プロジェクト~ニジェール~
グローバル・プロジェクト
ニジェール
(更新)
グローバル・プロジェクト2019年度活動報告
背景
ニジェールでは、気候変動により相次ぐ干ばつと洪水が、以前から生産性が低い農業にさらなる打撃を与えています。5歳未満児の42%に慢性的な栄養不良による発育阻害※1が、生後6~23カ月の乳幼児の19%に急性栄養不良による衰弱※2が見られるなど、事態は深刻です。住民たちは気候変動の知識もなく、わずかな農業収入のため食料も不十分です。プラン・インターナショナルのこれまでの活動の進捗を報告します。
- ※1出典:The State of Food Security and Nutrition in the World 2018(Food and Agriculture Organization of the United Nations, International Fund for Agricultural Development, UNICEF, World Food Programme, World Health Organization)
- ※2出典:Nutrition in Niger, Strengthening Resilience by Investing in Nutrition 2017(World Food Programme)
活動のハイライト
活動内容
3年プロジェクトの1年目は、政府関係者と協議を重ね、ドッソ州内3コミューン、マラディ州内1コミューンで活動を実施する対象の12村を決定しました。ニジェールのプラン職員が各村を訪問してプロジェクト内容の説明を実施。地域の食料の安定供給のために、対象村の穀物銀行に穀物合計40トンを支給。穀物は地域を管轄する農業局の職員が品質を確認したうえで、住民で構成されている穀物銀行の管理委員会を通して穀物銀行に納品をしました。種子400キログラムとともに、聞き取り調査の際に要望の高かった肥料合計4トンも村に支給しました。
おもな活動の成果
地域 | ドッソ活動地域内3コミューン、マラディ活動地域内1コミューン |
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期間 | 3年(2018年07月~2021年06月) |
2019年度 おもな支援内容と対象 |
対象地域の女性660人と男性806人
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関連リンク
現地の声
ボウベさん、25歳、穀物銀行マネジャー
「度重なる干ばつや洪水により、穀物銀行では十分な量の穀物を在庫として確保することが難しい状況でした。支援によって穀物が穀物銀行に納品されたことで、村で穀物を入手できるようになり、大変助かりました。穀物銀行を適切に運営して、これからも村での食料の安定供給に貢献したいと考えています」