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【第4報】新型コロナウイルス(COVID-19)~各国の支援活動~

緊急支援

更新)

新型コロナウイルス対策緊急支援

寄付の募集を締め切りました。ご支援いただきありがとうございました。

新型コロナウイルス(COVID-19)は、今や世界規模に感染が拡大しており、各地に深刻な影響をもたらしています。プラン・インターナショナルは、脆弱な社会インフラと衛生環境の整っていない途上国での感染拡大を非常に危惧し、現在、組織をあげて感染拡大予防に取り組んでいます。今回、新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大予防を一層強化するために、寄付の募集を開始しました。

活動の指針

プランは、活動する各国でこれまでの経験と知見を活用し、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染防止に取り組んでいます。「性と生殖に関する健康と権利」を含む健康と衛生、子どもの保護、性別に基づく暴力の防止と教育への支援を中心に行っています。またこの危機により、普段に増して女の子と女性への社会的影響が出ないよう、ジェンダー平等とその啓発はプロジェクト全体を横断する主要な柱としています。また、難民キャンプや避難を余儀なくされた、もっとも弱い立場にある人々への影響を最小限にくい止めることに注力しています。

プランの各地域で実施している支援についてご報告します。

アジアの活動国

プランが活動するアジアの12カ国のうち、中国を除くすべての国で、職員は在宅で業務を行い、物資の調達や支給と啓発を地域の政府と協力して行っています。4月15日時点でプランが活動する国々で約10万6000人の感染者が確認されており、各国で感染症についての情報提供と啓発・予防のほか、感染拡大の影響を受けてさらに困窮している世帯への物資提供を実施しています。

インドネシア

インドネシアのプランが活動しているウェスト・ヌサテンガラ州のソエで、地域の世帯に衛生キット1654個と新型コロナウイルス(COVID-19)啓発ポスター983枚を配布しています。健康的な生活習慣を維持、促進することで健康を守り、適切な手洗いを実践するように伝えています。配布に際しては消毒液も準備し、お互いの感染に注意しました。

写真:インドネシア

写真:インドネシア

ベトナム

新型コロナウイルス(COVID-19)は、路上生活を余儀なくされている人々や、子どものいる貧困世帯の日常生活により大きな影響を与えています。不安定であった収入も途絶え、健康保険もなく緊急時への蓄えもありません。そこでプランは、困難に直面しているクワンチー活動地域の431世帯に物資の支援を行いました。食品(米、食用油、インスタントヌードルなど)、布マスク(洗えて再利用可能)、手洗い用石けん、および各家族が必要とする物の費用に充てるための少額の現金を含んでいます。

写真:ベトナム

写真:ベトナム

ラオス

都市封鎖の中、新型コロナウイルス(COVID-19)支援活動を行っています。現地政府と協力し、保健所へ消毒剤、洗浄剤等の支給などを行っています。また、学校再開にむけてマスクやアルコール除菌剤などの衛生キット、健康でいるための啓発教材の支給、外国からの帰国者用待機施設への支援などをすすめています。医療水準の低いラオスでは予防が特に重要なため、最優先で取り組んでいます。

写真:ラオス

写真:ラオス

アフリカ・中東地域

南東アフリカと中東地域の15カ国すべてで、合計3800人以上の新型コロナウイルス(COVID-19)の感染者が確認されています(4月15日時点)。多くの国で都市封鎖が始まり、すべての活動国で事務所を一時封鎖し、職員は在宅で関係者と連絡をとりあい、業務をすすめています。特に、食料危機に見舞われている南東アフリカでは、新型コロナウイルス(COVID-19)の発生に関連して1000万人が食料難に直面し、エチオピアでは今後3カ月間支援を必要とすると予測しています。

また、西アフリカおよび中央アフリカのプランが活動する14カ国でも、同様に3800人近くの感染者が確認されています(4月14日時点)。感染の拡大が懸念されているなか、各国で外国人嫌悪が高まり、また、感染の疑いのある人への攻撃が起きています。トーゴ、ガーナ、ナイジェリア、セネガルとリベリアでは、地域政府と交渉し活動地域のコミュニティへの一時的立ち入りの許可を得て支援活動を行う予定です。

マラウイ

保健員とともに、情報から取り残されている地域のコミュニティで、感染症に関する啓発活動を行うとともに、流布している間違った神話や恐れを一掃することに努めています。また感染を防ぐために安全とされる社会的距離(ソーシャル・ディスタンシング)を保ちながら、感染症とその予防についての啓発を行っています。また、地域の保健施設へ保護具を提供しました。

写真:マラウイ

写真:マラウイ

エチオピア

西部の南スーダンと国境を接するガンベラ州にある難民キャンプには、多くの南スーダン難民が暮らしています。もっとも脆弱な立場にある難民への、感染防止のための啓発、衛生行動の推進、保護者のいない子どもを含む、子どもたちへの衛生キットの提供を実施しています。

写真:エチオピア

写真:エチオピア

モザンビーク

緊急支援チームが中部のソファラ州で、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染防止活動を開始しました。女性が必要としている生理用ナプキンを含む衛生キットの配布を行い、正しい情報の共有と啓発を行いました。最大2メートルの社会的距離(ソーシャル・ディスタンシング)を維持し、手を洗い、保護具を着用し、接触を避けるという政府の指示に従って実施されました。

写真:モザンビーク

写真:モザンビーク

中南米地域

プランが活動する中南米12カ国では、ほとんどの国で都市封鎖を4月末まで延長しました。また、ニカラグアを除く11カ国で、政府により学校は閉鎖されており、女の子や若い女性へのジェンダーに基づく暴力が増加しています。地域に多く暮らすベネズエラを離れた避難民たち、特にコロンビア国境にいる避難民たちへの人道的支援の必要性が高まっています。

コロンビア

コロンビアに暮らすベネズエラからの避難民たちが、新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で経済的危機に陥り、仕方なくベネズエラへの帰還を始めた人々もいます。プランは、他団体と協働し、経済的支援を行うことを決定しました。

また、コロンビアのプランではFacebookアカウントを開設し、女の子同士がつながり支え合うネットワークを構築しています。「Girl Out Loud」と名付けられたこのグループを活用し、新型コロナウイルス(COVID-19)に関する信頼できる情報を広めたり、女の子からの相談や問い合わせに返信するなど、デジタルを活用した支援を実施しています。

  • ※このツールは、コロンビアのほか、セネガル、ドミニカ共和国、グアテマラ、イギリスでも運用されています。 より多くのプランの活動する国々で拡大できるように、準備を整えています

写真:コロンビア

ペルー

新型コロナウイルス(COVID-19)について、子どもたち向けの情報を発信しています。基本的衛生管理の方法や、家での勉強のヒント、関連するニュースを長時間見せないなど保護者にも役立つ情報です。また、合わせて、外出禁止令が続くなか、増加する家庭内暴力のホットラインも紹介しています。

写真:ペルー

写真:ペルー

差別や偏見をなくすために

命を救う情報や医療サービスの利用をするのに制約を受けている、そもそもアクセスできないでいる人々は、さらなる危険に直面します。また、人々が感染症の流行に関する情報を得る手段は多様化し、常に変化しており、それぞれが信頼する情報源に頼っています。先進国においてもすでに多くの間違った噂や、誤解に基づく情報治療法などが広まっています。感染予防策を講じることはもちろんですが、正しい情報と予防の伝達と啓発を行わなければ、人々は、不要な差別や暴力に及んだり、外国人への恐怖と偏見が増大したりする可能性があります。その多くは2014年のエボラ出血熱の発生中にも起きていました。感染予防とともに、コミュニティに正しい説明と情報を提供することは非常に重要です。

引き続きプランは緊急支援による物資の提供と合わせ、差別や暴力を起こさない感染症対策を行っていきます。

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