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【完了報告】「学校でのジェンダー平等促進」プロジェクト~ラオス~
ガールズ・プロジェクト
ラオス
(更新)
ガールズ・プロジェクト2020年度活動報告
女の子だってリーダーになれる!
活動内容
3年間のプロジェクトが終了する今年度は、学生寮の建設、教師・保護者対象のジェンダートレーニング、子どもクラブリーダー対象のトレーニングと啓発活動のほか、プロジェクト終了後も対象校で活動を続けるための計画づくりを支援しました。終了時には、活動の成果やプロジェクト目標の達成度を測るため、第3者評価も実施。その結果、プロジェクト開始時に比べて、生徒と教師のジェンダー平等、ジェンダーに基づく暴力に関する意識・態度、学校施設の維持管理の質に改善が見られました。たとえば、生徒の87%、教師の100%が、学校でジェンダー平等に関する何らかのポジティブな変化が起きたと回答しています。評価結果から見えてきた成果、学び、課題は教育省などの関係者とも共有し、今後の活動にどう生かせるかを議論しました。
おもな活動の成果
地域 | ボケオ県パウドン郡 |
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期間 | 3年(2016年12月~2019年11月) |
2020年度 おもな支援内容と対象 |
プロジェクト終了時評価の結果(抜粋) 開始時と比較して、
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プロジェクト背景
ラオス北部のボケオ県パウドン郡は、住民の80%が来少数民族で、国内でもっとも貧困率が高い地域のひとつです。男の子を優遇する風潮が根強く残っているこの地域では、女の子の教育は軽視されがちで、女の子の進学率は低く、早すぎる結婚や妊娠による中途退学も見られます。学校の施設も不十分で、学生寮が不足しています。
このプロジェクトでは、外務省(NGO連携無償資金協力)の協力のもと、日本人職員が駐在し、ジェンダー平等対策を推進しました。
関連リンク
現地の声
フゥイさん、新しい学生寮に暮らす中学1年生(写真左)
「以前は、学校の敷地にある竹小屋で友だち6人と生活していました。竹小屋には電気や鍵もなく、夜は泥棒が入ったこともあり、いつも何か起きるのではないかと怯えていましたし、勉強ができる時間も限られていました。男子生徒が竹小屋の壁を叩いて夜眠れないこともありました」
チャムさん、新しい学生寮に暮らす中学2年生(写真右)
「新しい学生寮ができて本当にうれしいです。調理場、ベッド、電気などもあり、とても便利です。これで夜も宿題をする時間が十分にとれますし、トイレや水道も寮の隣にあるので安心です」