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【完了報告】「少数民族の女性たちの収入アップ」プロジェクト~バングラデシュ~
ガールズ・プロジェクト
バングラデシュ
(更新)
ガールズ・プロジェクト2020年度活動報告
女性が経済的に自立し社会における地位を向上させる
活動内容
プロジェクトの最終年となる今期は、1969人の女性が畜産や縫製、小物の作成と販売などのビジネスを起業、26人が就職することができました。また、プロジェクト終了後を見据えて、女性が行うビジネスの収益向上、就職に役立てるための政府機関・企業関係者との関係構築、利用可能な支援サービスを学ぶ機会を設けました。支援対象の女性グループは、「性と生殖に関する健康と権利」や防災などについても学んだほか、ビジネスの成果や課題を共有するミーティングを定期的に行っています。プロジェクト終了後もこうした活動を継続したいとの要望を受けて、グループのリーダーを対象にしたトレーニングも実施しました。
地域のこれから
3年間のプロジェクトでの学びを通じて、女性たち自身がスキルと自信を身につけました。今後は、女性たちが自主的なミーティングを行うことで、学びと支え合いの場を継続していきます。プロジェクト実施地は自然災害が頻発する地域ですが、活動を通じて女性たちは防災について学び、職を得て貯蓄ができるようになったことにより、自然災害を乗り越えやすくなりました。
おもな活動の成果
地域 | ボルグナ県 |
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期間 | 3年(2017年7月~2020年6月) |
おもな支援内容と対象 |
女の子・女性への支援内容
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プロジェクト背景
ベンガル湾に面したボルグナ県では、住民は農業など限られた生計手段のなか、わずかな収入で暮らしています。そのため、サイクロン、洪水、高潮などの自然災害に備えることも被害を乗り越えることもできず、さらなる貧困に陥るという負の連鎖が続いています。
関連リンク
現地の声
シャルミンさん、25歳、トレーニング参加者
「トレーニングを受けて、最初は鶏と鳩を育て、その収益でミシンを購入し縫製のビジネスを始めました。しかし、新型コロナウイルス感染症の影響を受けて顧客が減ってしまいました。この困難に対応するため、布マスクの作成を始め、夫が近くの市場で販売しています。このプロジェクトにより、自分自身で収入を得る術を身につけることができ、本当に感謝しております」
リピさん、32歳、トレーニング参加者
「調理のトレーニングに参加したあと、スナックを作り販売をするビジネスを始めました。義父も定期的にスナックを市場で販売し協力してくれて、いい収入になりました。でも、新型コロナウイルス感染症の影響によりビジネスを停止することになりました。そこで、貯めていた貯金からアヒルと鶏を購入して育て、卵と肉を販売して収入を得ました。今は、新型コロナウイルスの感染状況が少しよくなってきたため、スナック販売を開始しするとともに、卵と肉の販売も継続しています。私の収入は段々と増えてきています。このプロジェクトに参加したことで、自分に自信をもて経済的に自立することができました」