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【経過報告】動画到着!学びを深めるラオスの子どもたち~少数民族の子どもの教育プロジェクト~

ラオス

更新)

ラオス北部の山岳地域にあるウドムサイ県には、少数民族の人々が多く暮らしています。子どもたちは普段それぞれの民族固有の言語で日常生活を送っていますが、小学校に上がると公用語のラオス語で授業を受けることになります。しかし、遠隔地の村には幼稚園がなく、入学前にラオス語を学ぶ機会はありません。そのため、子どもたちが授業についていけずに留年したり、途中で学校を辞めてしまったりすることが問題となっています。

写真:対象地域の子どもたちと鈴村職員(左)

対象地域の子どもたちと鈴村職員(左)

プラン・インターナショナルは、2019年12月に、「少数民族の子どもの教育」プロジェクトを開始。プログラム部の鈴村職員が、プロジェクト・マネジャーとして現地に駐在し、就学前の子どもたちのラオス語習得を支援するとともに、教育の重要性について保護者の意識啓発に取り組んでいます。

3年目に入った活動の進捗を動画でご紹介

活動も3年目に入り、子どもたちのラオス語の能力と基礎学力にも向上が見られ始めています。活動の意義や成果が浸透するにつれ、プロジェクトに協力してくれる保護者が増えるなど、地域にも前向きな変化が起こっています。

子どもたちの学力が大幅に向上

写真:就学準備コースの教師と子どもたち

就学準備コースの教師と子どもたち

小学校入学直前の子どもたちを対象とした10週間の「就学準備コース」では、ラオス語のほかに数字なども教えています。歌やダンスなどを取り入れた教授法で、子どもたちの学ぶ意欲を引き出し、理解を深める工夫もしています。対象9村では、コースに参加した子どもたちの全員が小学校に入学。プランは教師へのトレーニングや個別指導を提供することで、子どもたちが小学校でも引き続きラオス語の力を伸ばしていけるよう支援しています。

保護者の意識と行動が変化

写真:給食は子どもたちの一番の楽しみ

給食は子どもたちの一番の楽しみ

「就学準備コース」では子どもたちに給食も提供しています。給食があるおかげで、保護者たちは終日安心して子どもを参加させ、農作業などの仕事に専念することができます。給食の調理は保護者に交代で担当してもらうことになりましたが、活動1年目には「忙しいから協力できない」という声が多く、教師が調理までをも担わざるを得ない村もありました。2年目はコースの活動の効果を理解した保護者が増え、より積極的な協力を得られるようになりました。また、プロジェクトでは給食の材料として缶詰や麺類などを支給していますが、最近では保護者が畑でとれた新鮮な野菜を提供してくれる村も増加。学力だけでなく、子どもの栄養や健康への意識も高まっています。

写真:啓発セッションに参加する保護者たち

啓発セッションに参加する保護者たち

一方で、対象地域では子どもを学校に通わせずに畑仕事を手伝わせたり、女の子の場合には家事やきょうだいの世話をさせるために学校に通わせなかったりする保護者も少なくありません。将来子どもたちが自分で人生を切り開いていくためには、教育の継続が非常に重要です。そのためプランは、教育の大切さや子どもの発達、ジェンダー平等をテーマに、保護者への意識啓発を実施。啓発セッションに参加した保護者たちは、「子どものころ、学校に通えたのは兄弟だけで、私は行けなかった」、「娘には教育をしっかり受けさせたい」など自らの体験や思いも共有し、理解を深めています。

現地から届いた動画では、熱心に学ぶ子どもたちの様子や、教師や保護者の変化などを、鈴村職員のメッセージとともにご紹介しています。ぜひご覧ください。

「少数民族の子どもの教育」プロジェクト~就学準備コースの成果~(ラオス)/プラン・インターナショナル・ジャパン (6分36秒)

ラオスの子どもたちがより良い環境で学び続けることができるよう、今後ともプロジェクトへの温かいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

  • ※このプロジェクトでは、外務省(NGO連携無償資金協力)の支援のもと、日本人職員が現地に赴任し事業統括を行っています

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