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理事長・池上清子の「自分らしく生きる」第1回

理事長
池上 清子

理事長ブログ

(2017/01/05更新)

2016年9月、公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパンの理事長に、池上清子が就任しました。池上は、国連機関やNGOで主にリプロダクティブ・ヘルス(性と生殖に関する健康)に取り組んできました。「自分らしく生きる」と題し、池上のこれまでの体験をまじえつつ、国際社会やプランが今、目指している世界についてお届けします。

ニューヨークでの出産を転機に、女性の健康や尊厳を守る活動に

皆さま、明けましておめでとうございます。旧年中はプランへの温かなご支援、ご協力を賜り、誠にありがとうございました。本年、プランはBecause I am a Girlキャンペーンを通じてさらにダイナミックに展開してまいりますが、私がこの活動に賛同するにいたった経緯をお話しします。 1980年代、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)を経て、ニューヨークの国連本部人事部に勤務していた私に大きな転機が訪れました。出産です。陣痛が始まって12時間経っても生まれず、最新設備の整った病院で医師や看護師の方々に助けられ、帝王切開で無事、娘を出産することができました。 このとき「もしアフリカにいたら、自分も娘も死んでいたに違いない」と強く感じました。生まれてくる場所や出産する場所によって、こんなにも女性の価値や命の重さに違いがあっていいのか、こんな不公平なことがあっていいのか。衝撃を受けた私は、女性の健康問題に取り組むNGOに飛び込みました。女性が自分の体を調整することは、健康管理の問題に留まりません。自ら人生設計し、自立していく基礎となる、大切な事柄なのです。多くの妊産婦さんや彼女たちの健康を支えるスタッフたちとの出会いを通じて現場での経験を積み、このテーマに関わる国連機関やNGO勤務を経て現在に至っています。私がプランの理事長を引き受けたのも、Because I am a Girlがこれまでの私の信念に合致していたからです。

データは人間の尊厳にかかわる問題

現場での経験はとても大切である一方、それを地域や国の政策作りに反映させていくことは、さらに大切だと考えています。政策によって、今起きている問題の根本原因に働きかけ、現場により大きな変革をもたらすことができます。そのために不可欠なのがデータです。データがあれば、適切な政策を作って実施するよう政府や自治体を説得することができるのです。 ところが国際支援の世界では、そのデータが十分とは言えない状況です。例えば、就学している女の子の人数は概ね計測できますが、何人の女の子がどんな理由(早すぎる強制的な結婚、出産、学校での暴力、学費の不足など)で中途退学しているかのデータはありません。15歳未満の母親から毎年生まれる約200万人の子どもたちに関するデータも存在しません。これでは、どうやってひとりでも多くの女の子を学校に戻したり、幼い母親から生まれた子どもの命を守ったりすることができるのでしょうか? 数字に基づいてこそ、適切な政策を作り、実施できます。データとは、単なる数字ではありません。人をエンパワーし、その命や尊厳を守る根拠となるものなのです。そこで、プランのBecause I am a Girlでは、世界の女の子の現状に関するデータの充実も重視しています。

本年も世界に変革をもたらすアクターとして、皆さまにもこの取り組みに引き続きご参加いただけますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。
写真:池上清子 公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパン理事長、日本大学大学院教授
池上清子 公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパン理事長 日本大学大学院教授 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)定住促進担当、国連本部人事局行政官、公益財団法人ジョイセフ 調査計画部長・同企画開発部長、国際家族計画連盟(IPPF)ロンドン資金調達担当官、国連人口基金(UNFPA)東京事務所長などを経て、2011年日本大学大学院教授に着任、現在に至る。

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